特許

J-GLOBAL ID：201103083705316801

硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具

発明者： 大上 強
出願人/特許権者： 三菱マテリアル株式会社
代理人 (3件)： 影山 秀一 ,  富田 和夫 ,  三宅 正之
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2010-096626
公開番号（公開出願番号）：特開2011-224715
出願日： 2010年04月20日
公開日（公表日）： 2011年11月10日
要約：

【課題】 高硬度鋼の高速断続切削加工において、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、(Al,Ti)Nからなる硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、該硬質被覆層は、粒状晶(Al,Ti)Nからなる薄層Aと柱状晶(Al,Ti)Nからなる薄層Bの交互積層構造として構成され、薄層Aおよび薄層Bはそれぞれ0.05〜2μmの層厚を有し、さらに、上記粒状晶の結晶粒径は30nm以下、また、上記柱状晶の結晶粒径は50〜500nmである。【選択図】 なし

請求項（抜粋）：

炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、0.8〜5.0μmの層厚のAlとTiの複合窒化物からなる硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、 該硬質被覆層は、AlとTiの複合窒化物の粒状晶組織からなる薄層Aと柱状晶組織からなる薄層Bとの交互積層構造として構成され、薄層Aおよび薄層Bはそれぞれ0.05〜2μmの層厚を有し、さらに、上記薄層Aを構成する粒状晶の平均結晶粒径は30nm以下、また、上記薄層Bを構成する柱状晶の平均結晶粒径は50〜500nmであることを特徴とする表面被覆切削工具。

IPC (4件)：

B23B 27/14 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 14/06

FI (4件)：

B23B27/14 A ,  B23B51/00 J ,  B23C5/16 ,  C23C14/06 A

Fターム (17件)：

3C037CC02 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  4K029AA04 ,  4K029BA58 ,  4K029BB02 ,  4K029BB07 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029CA13 ,  4K029DD06 ,  4K029FA04 ,  4K029FA05 ,  4K029JA08

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 表面被覆部材および表面被覆切削工具
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2005-104026   出願人：京セラ株式会社
• 耐酸化・耐摩耗性被膜付き物品およびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-163070   出願人：住友金属鉱山株式会社
• 硬質皮膜ワーク及びその加工方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2000-149423   出願人：セイコーエプソン株式会社, 有限会社後島精工