特許
J-GLOBAL ID:201103093786956180

時効硬化性アルミニウム合金ブレージングシート、その製造方法、およびそれを用いた熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 須山 佐一 ,  阿相 順一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-190829
公開番号(公開出願番号):特開2011-042823
出願日: 2009年08月20日
公開日(公表日): 2011年03月03日
要約:
【課題】心材に6XXX系合金を用いたアルミニウム合金ブレージングシートにおいて、ろう付時のろう拡散を抑制して良好なろう付けを実現し、且つろう付後に適切な時効処理を施すことにより優れた強度を有するアルミニウム合金ブレージングシート、およびその製造方法を提供する。【解決手段】心材の片面または両面にAl-Si系ろう材をクラッドし、前記心材が、Si:0.2〜1.0%(質量%、以下同じ)、Fe:0.03〜0.4%、Mg:0.1〜0.5%、Cu:0.05〜1.0%を有し、なおかつSi含有量SicとCu含有量Cucとで定まるX値:X=6×Sic+2.5×Cucが、2.0≦X≦6.0の関係を満足する組成であり、さらにMn:0.05〜0.3%、Zr:0.05〜0.3%、Cr:0.05〜0.3%のうち1種以上を含有し、残部Alと不可避的不純物からなるアルミニウム合金であり、その最終冷間圧延後の金属組織は、断面組織の観察において0.05μm以上1μm以下の金属間化合物を1μm2あたり5個以上50個以下含むようにしてアルミニウム合金ブレージングシートを構成する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
心材の片面または両面にAl-Si系ろう材をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシートであって、前記心材が、Si:0.2〜1.0%(質量%、以下同じ)、Fe:0.03〜0.4%、Mg:0.1〜0.5%、Cu:0.05〜1.0%の第1の元素群と、Mn:0.05〜0.3%、Zr:0.05〜0.3%、Cr:0.05〜0.3%のうち1種以上を有する第2の元素群と、残部Alと不可避的不純物とを含み、前記第1の元素群におけるSi含有量SicとCu含有量Cucとで定まるX値:X=6×Sic+2.5×Cucが、2.0≦X≦6.0の関係を満足する組成であり、最終冷間圧延後の金属組織が、断面組織の観察において0.05μm以上1μm以下の金属間化合物を1μm2あたり5個以上50個以下含むことを特徴とする、時効硬化性アルミニウム合金ブレージングシート。
IPC (7件):
C22C 21/00 ,  B23K 35/22 ,  B23K 35/28 ,  C22F 1/04 ,  F28F 21/08 ,  B23K 1/00 ,  B23K 1/19
FI (10件):
C22C21/00 E ,  C22C21/00 J ,  B23K35/22 310E ,  B23K35/28 310B ,  C22F1/04 A ,  C22C21/00 D ,  F28F21/08 A ,  B23K1/00 S ,  B23K1/00 330L ,  B23K1/19 D
引用特許:
審査官引用 (7件)
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