特許
J-GLOBAL ID:201103095290628029

耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  影山 秀一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-260728
公開番号(公開出願番号):特開2011-104687
出願日: 2009年11月16日
公開日(公表日): 2011年06月02日
要約:
【課題】難削材の高速切削加工において、すぐれた耐剥離性、耐摩耗性を発揮するダイヤモンド被覆工具を提供する。【解決手段】 WC基超硬合金からなる基体表面に、結晶性が相異なるA層とB層の2種のダイヤモンド膜が交互積層されたダイヤモンド被覆工具であって、ラマン分光分析による1333±5cm-1のピーク最大値I1と、1400〜1600cm-1のピーク最大値I2の比の値は、A層では0.7<I2/I1<0.9、また、B層ではI2/I1<0.6であり、さらに、基体側においては、A層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦La/(La+Lb)、また、ダイヤモンド被覆表面側におけるそれは0.6≦Lb/(La+Lb)を満足し、さらに、場合により、ダイヤモンド被覆表面側のB層は、(110)または(111)に配向性を有する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金で構成された基体表面に、結晶性が相異なる一層平均層厚0.03〜5μmのA層と一層平均層厚0.1〜5μmのB層の2種のダイヤモンド膜が交互に積層被覆され、ダイヤモンド膜の合計被覆層厚が10〜30μmであるダイヤモンド被覆工具において、 上記A層とB層を構成するダイヤモンド膜について、測定波長514.5nmのラマン分光分析を行った場合、測定により得られる1333±5cm-1のピーク最大値I1と、1400〜1600cm-1のピーク最大値I2の比の値I2/I1は、上記A層では0.7<I2/I1<0.9であり、また、上記B層ではI2/I1<0.6であり、 さらに、基体側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦La/(La+Lb)の関係を満足し、また、ダイヤモンド被覆表面側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦Lb/(La+Lb)の関係を満足する、 ことを特徴とするダイヤモンド被覆工具。
IPC (6件):
B23B 27/20 ,  B23B 27/16 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 16/27 ,  C23C 16/44
FI (6件):
B23B27/20 ,  B23B27/16 A ,  B23B51/00 J ,  B23C5/16 ,  C23C16/27 ,  C23C16/44 A
Fターム (15件):
3C037CC02 ,  3C046FF02 ,  3C046FF12 ,  3C046FF16 ,  3C046HH08 ,  4K030AA09 ,  4K030AA17 ,  4K030BA28 ,  4K030BB03 ,  4K030CA03 ,  4K030FA10 ,  4K030FA17 ,  4K030HA13 ,  4K030JA10 ,  4K030LA22
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

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