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J-GLOBAL ID:201202033276132779   整理番号:12A0526029

メイラード反応によるケロジェンの生成と同一反応における粘土鉱物およびCaCO3の役割

著者 (2件):
資料名:
巻:ページ: 71-74  発行年: 1986年09月30日 
JST資料番号: L8382A  ISSN: 1344-9915  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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炭酸塩岩と粘土質岩とでは,全有機物量に対するケロジェン含有率が著しく異なる。本研究では,グルコース+グリシン,グルコース+アラニンを用いたメラノイジン生成実験のそれぞれにモンモリロナイト,CaCO3を加えた実験を行った。酸不溶メラノイジンの生成量は,モンモリロナイトを加えた系で最も高く,CaCO3を加えた系では極端に低い。これは炭酸塩岩に含まれるケロジェンが少ない事実と一致する。一方,CaCO3を加えた系では水素イオン濃度が低い(pHが高い)ことから,pHの増加とともにメラノイジンの生成量が増加するという既研究とは一致しない。すなわち,メラノイジンの生成がpH条件によって支配されるものではないことを示唆している。生成した酸溶解性メラノイジンと酸不溶性メラノイジンとの元素分析結果をファン・クレベレン図にプロットすると,反応時間の増加と共にメラノイジンのH/CとO/Cが連続的に変化し,最終的にII型とII/III型ケロジェンの領域に入る。リグニン等を出発物質としていない本研究で,アモルファス的な性質を持つにもかかわらずII/III型ケロジェンと一致する元素組成を持ったケロジェン様メラノイジンを得たことは注目に値する。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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有機地球化学  ,  堆積学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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