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J-GLOBAL ID：201202202934048465   整理番号：12A1200378

大規模量子化学計算がもたらす燃焼反応モデリングの可能性

Prospects of Theoretical Reaction Modeling for Combustion: Application of Large Scale Quantum Chemical Calculations

著者 (1件)： 小口達夫 (豊橋技科大 環境・生命工学系)
資料名： 日本燃焼学会誌  (Journal of the Combustion Society of Japan)
巻： 54  号： 169  ページ： 147-157  発行年： 2012年08月15日 
JST資料番号： Z0837A  ISSN： 1347-1864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,燃焼現象を支配する化学反応の燃焼反応モデリング構築への,特に,大規模量子化学計算の適用について論じた。反応モデリングと量子化学計算反応の解析や燃焼シミュレーション手法の最近大きな進展を背景に,第一原理に基づいた分子モデリング,すなわち量子化学計算と反応速度理論による反応速度定数を予測するためのスキームがほぼ確立されつつあり。量子化学計算手法に2つの理論がある。伝統的な波動関数(WFT)及び近年盛んに用いられていり密度汎関数法(DFT)である。反応の経路に沿ったポテンシャルエネルギー変化にかかわる単参照または多参照電子状態理論の最近の改善や進歩を述べた。大規模量子化学計算により燃焼化学反応に対するポテンシャルエネルギー予測の精度の向上が期待される。

シソーラス用語： *計算 ,  *燃焼 ,  シミュレーション ,  *第一原理 ,  反応速度 ,  *反応速度定数 ,  波動関数 ,  密度汎関数法 ,  電子状態 ,  ポテンシャルエネルギー ,  モデリング ,  *量子化学計算 ,  エネルギー ,  力学量
準シソーラス用語： 密度汎関数

分類 (1件)： 燃焼理論  (XE04020H)

引用文献 (54件)：

• WARNATZ, J. Combustion. 2006
• SMITH, G. P. GRI-Mech 3.0. http://www.me.berkeley.edu./gri_mech/
• http://www.me.berkeley.edu/gri-mech/overview.html
• LUTZ, A. E. SENKIN : A Fortran Program for Predicting Homogeneous Phase Chemical Kinetics with Sensitivity Analysis. 1988
• 三好明. 日本燃焼学会誌. 2009, 51, 157, 175-181

タイトルに関連する用語 (5件)： 大規模 ,  量子化学計算 ,  燃焼反応 ,  モデリング ,  可能性