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J-GLOBAL ID:201202204206670969   整理番号:12A0263721

フラボノイドの二価鉄との錯体により誘導されたホスファチジルコリンリポソームのカルシウム依存性凝集及び融合

Calcium-dependent aggregation and fusion of phosphatidylcholine liposomes induced by complexes of flavonoids with divalent iron
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資料名:
巻: 1818  号:ページ: 695-702  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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二価鉄とのフラボノイドケルセチン,タキシホリン,カテキン及びモリンの錯体が,単層100nmリポソームの懸濁液中の光散乱の増加を開始させることを見出した。懸濁液中の二価鉄の濃度は10μMであった。リポソームを1-パルミトイル-2-オレオイルグリセロ-3-ホスファチジルコリンで調製した。NBD-PE及びリサミンローダミンB色素で標識したリポソームの蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)分析により,フラボノイド-鉄錯体及びカルシウムで処理したリポソームにおける遅い脂質交換を検出し,一方,光子相関分光法及びフリーズフラクチャー電子顕微鏡により,巨大ベシクルをもたらすリポソームの凝集と融合を明らかにした。このような過程はフロレチンで処理したリポソームにおいては,このフラボノイドは鉄と相互作用できないので,見いだせなかった。ルチンもまた,この水溶性フラボノイドは脂質二分子層と相互作用できないので,如何なる著しい変化も開始できなかった。実験データ及び親油性の計算機計算(cLogP),及びフラボノイド-鉄錯体の電荷分布から,リポソームの接着が,隣接二分子層に組み込まれたフラボノイド分子間の鉄結合によりもたらされることを示した。カルシウムカチオンが,これらが脂質のリン酸部分と相互作用するので,リポソームの凝集及び融合を促進することが裏付けられた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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生体膜一般  ,  生物学的機能 
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