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J-GLOBAL ID：201202204512162870   整理番号：12A0851460

培養条件がアツモリソウ属の完熟種子の一段階培養に及ぼす影響

Effects of 6-benzyladenopurine and carbohydrate on asymbiotic seed germination of Cypripedium (Orchidaceae)

著者 (2件)： GODO Toshinari (Botanic Gardens of Toyama, Toyama, JPN) ,  MIYOSHI Kazumitsu (Akita Prefectural Univ., Akita, JPN)
資料名： 富山県中央植物園研究報告  (Bulletin of the Botanic Gardens of Toyama)
号： 17  ページ： 13-21  発行年： 2012年03月28日 
JST資料番号： L2961A  ISSN： 1342-4297  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2種類のアツモリソウ属の完熟種子を用いて,非共生発芽法による繁殖を試みた。20週間後の発芽率を調査した結果,BAPの培地への添加は発芽を促進したが,炭素源として用いたマルトースは発芽を阻害した。しかし,アツモリソウを同培地で継続培養するとBAP無添加のシュークロース培地では,著しい発根が見られたのに対し,BAPを添加した培地ではPLBは増殖するものの分化は見られなかった。BAP無添加のシュークロース培地を用いることで,BAPを添加した培地に比べ,発芽率は低いものの一段階培養で実生を育成することができることが明らかになった。一方,No.22の個体では,同条件下でも根の分化は見られなかった。発根したアツモリソウの実生を新しいシュークロース培地へ移植して培養した結果,暗黒条件下では順調に成長したが,連続照明下では多くの実生が褐変した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ラン科 ,  培養条件 ,  種子 ,  発芽 ,  共生 ,  比率 ,  組成 ,  分化 ,  屋内照明 ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  還元糖
準シソーラス用語： *アツモリソウ ,  種子発芽 ,  生物分化 ,  培地組成 ,  発芽率 ,  非共生発芽

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

物質索引 (1件)： マルトース

タイトルに関連する用語 (6件)： 培養条件 ,  アツモリソウ ,  完熟 ,  種子 ,  段階 ,  培養