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J-GLOBAL ID：201202204679702400   整理番号：12A0745405

黒コショウの成分ピペリンは3T3-L1細胞のPPARγ活性を中和して脂肪細胞分化を阻害する

Piperine, a Component of Black Pepper, Inhibits Adipogenesis by Antagonizing PPARγ Activity in 3T3-L1 Cells

著者 (8件)： PARK Ui-Hyun (Sejong Univ., Seoul, KOR) ,  JEONG Hong-Suk (Dongguk Univ., Kyungpook, KOR) ,  JO Eun-Young (Dongguk Univ., Kyungpook, KOR) ,  PARK Taesun (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  YOON Seung Kew (Catholic Univ. Korea, Seoul, KOR) ,  KIM Eun-Joo (Dankook Univ., Gyeonggi-do, KOR) ,  JEONG Ji-Cheon (Dongguk Univ., Kyungpook, KOR) ,  UM Soo-Jong (Sejong Univ., Seoul, KOR)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 60  号： 15  ページ： 3853-3860  発行年： 2012年04月18日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 黒コショウ抽出物とその成分ピペリンの脂肪細胞分化における役割および3T3-L1を用いる脂肪生成遺伝子の発現について調べた。さらにPPARγの制御に及ぼすピペリンの分子機構について調べた。黒コショウ抽出物とピペリンは,3T3-L1細胞の脂肪細胞分化に関与する脂質の蓄積を阻害した。黒コショウ抽出物とピペリンは,脂肪生成の主要な転写因子であるPPARγ,SREBP-1cとC/EBPβのmRNAの転写レベルを顕著に減少させた。さらに,ピペリンはPPARγのリガンド誘導転写活性を抑制した。また,ピペリンは共役因子CBPと結合するアゴニスト誘導PPARγを阻害した。以上の結果により,脂質代謝に関連する調節遺伝子におけるピペリンの役割が明確になった。

シソーラス用語： *コショウ ,  *細胞分化 ,  リポゲネシス ,  転写因子 ,  mRNA ,  *阻害 ,  PPARγ ,  脂肪細胞 ,  培養細胞 ,  機構 ,  アセチルトランスフェラーゼ ,  タンパク質 ,  DNA結合タンパク質 ,  脂質代謝 ,  拮抗作用 ,  窒素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  カルボアミド ,  共役ジエン ,  不飽和カルボン酸 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 3T3-L1細胞 ,  C/EBP ,  CBP ,  SREBP-1c ,  黒コショウ ,  *脂肪細胞分化 ,  脂肪生成 ,  *転写阻害 ,  分子機構

分類 (3件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  複素環化合物一般  (CF07010Z)

物質索引 (1件)： ピペリン

タイトルに関連する用語 (7件)： 黒コショウ ,  ピペリン ,  3T3-L1細胞 ,  PPARγ活性 ,  中和 ,  脂肪細胞分化 ,  阻害