文献

J-GLOBAL ID：201202205116550065   整理番号：12A1236705

リパーゼアシドリシスによりパームステアリンからのベヘン酸及び中鎖脂肪酸が富化された特殊脂肪

Specialty Fats Enriched with Behenic and Medium Chain Fatty Acids from Palm Stearin by Lipase Acidolysis

著者 (2件)： MOUNIKA Chandhapuram (Central Food Technological Res. Inst., Council of Scientific and Industrial Res., Lipid Sci. and Traditional Foods ...) ,  YELLA REDDY Sunki (Central Food Technological Res. Inst., Council of Scientific and Industrial Res., Lipid Sci. and Traditional Foods ...)
資料名： Journal of the American Oil Chemists’ Society  (Journal of the American Oil Chemists' Society)
巻： 89  号： 9  ページ： 1691-1697  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： C0259A  ISSN： 0003-021X  CODEN： JJASDH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ベヘン酸及び中鎖(MC)脂肪酸を含有する構造脂質は1,3-特異性リパーゼ触媒アシドリシスを用いてパームステアリンから調製された。MC及びベヘン酸の組込みは基質割合,脂肪酸タイプ,反応時間,水の添加及びリパーゼの量により影響された。カプロン酸の組込みは他の長鎖脂肪酸に比べ少ないことが見出された。カプリル酸,カプリン酸及びベヘン酸は類似した組込み(32%まで)を共有し,それは添加脂肪酸量及び反応時間に従って増加した。これらの酸の組込みは1%水分の添加及び反応初期の5から10%までの酵素量の増加によって増加した。ベヘン酸及びMC脂肪酸の組込みは組み込まれたそれらと同じ程度にパームステアリンから大きくパルミチン酸及びオレイン酸を削減した。しかし,リノール酸の削減は少なかった。MC及びベヘン酸を含有する改質パームステアリンの固体脂含量はより高い分子量トリグリセリドにおける減少及びより短い鎖のトリグリセリドの増加割合のためすべての温度にて削減された。添加カプリン酸及びベヘン酸によるパームステアリンの改質製品は商業的ベーカリショートニングに類似し,添加カプリン酸によるそれらは融解特徴においてサラダ油あるいは調理油あるいはバターのようであった。Copyright 2012 AOCS Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *パーム油 ,  分解反応 ,  リパーゼ ,  ショートニング ,  脂肪酸 ,  *酵素的分解 ,  グリセリド ,  時間依存性 ,  濃度依存性 ,  油脂 ,  融解 ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジエン
準シソーラス用語： アシドリシス ,  *パームステアリン ,  固体脂 ,  構造脂質 ,  中鎖脂肪酸 ,  長鎖脂肪酸

分類 (3件)： 食用油脂,マーガリン  (FJ09010C) ,  油脂の性質  (YG01020T) ,  酵素の応用関連  (EB09100B)

物質索引 (7件)： オレイン酸 ,  カプリル酸 ,  カプリン酸 ,  カプロン酸 ,  パルミチン酸 ,  リノール酸 ,  ベヘン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： パームステアリン ,  ベヘン酸 ,  中鎖脂肪酸 ,  富化 ,  脂肪