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J-GLOBAL ID：201202209848759230   整理番号：12A0754353

ナンキンハゼの油脂生産量の推定

Estimation of seed oil yields of Chinese tallow tree in Japan

著者 (2件)： 松村秀幸 (電力中研) ,  吉原利一 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所環境科学研究所研究報告  (電力中央研究所環境科学研究所調査報告)
号： V11028  ページ： 16P  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： F0293D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温室効果ガス低減のために種々の再生産可能エネルギーの利用が進められている。当研究所ではこれまでプランテーションバイオマスの可能性について調査を進め,木本性油料植物を検討した結果,非食用であり,過去に国内で油脂採取目的で利用されたことのあるアブラギリ属やナンキンハゼがプランテーション対象の候補として抽出された。プランテーション化への有用性を評価するためには実際に生育する樹木の油脂生産性を調べる必要がある。そこで,アブラギリ属とナンキンハゼの油脂生産性を比較した。検討の結果,樹齢30年までの積算油脂生産量を比較すると,ナンキンハゼが7940kg/haであったのに対し,シナアブラギリは8680kg/haと推定され,両者の油脂生産性はほぼ同程度であることが分かった。

シソーラス用語： *トウダイグサ科 ,  *植物油脂 ,  *油料植物 ,  バイオマス ,  農場 ,  樹木
準シソーラス用語： *アブラギリ属 ,  *ナンキンハゼ

分類 (3件)： 油料作物  (FC03074V) ,  森林植物学  (FF02020E) ,  油脂一般  (YG01010I)

引用文献 (14件)：

• 深津正. 1983. 燈用植物. 法政大学出版局, 418p.
• 平岡裕一郎, 岡村政則, 倉本哲嗣, 大平峰子, 藤澤義武. 2005. ハゼノキ果実含蝋率の採取部位による変動とそのクローン間差. 九州森林研究, No.58, 144-145.
• 石岡聰, 高橋正義, 鷹尾元, 佐野真. 2008. 苫小牧国有林における43年生ウダイカンバ人工林の成長. 森林総合研究所研究報告, 7(2), 91-94.
• 片山佐又. 1952. 特殊林産. 朝倉書店, 361p.
• 河内進策. 2007. 樹木がつくる油脂資源. 宮崎大学農学部研究報告, 53(1・2), 11-19.

タイトルに関連する用語 (3件)： ナンキンハゼ ,  油脂 ,  推定