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J-GLOBAL ID:201202210332957564   整理番号:12A0430006

すざく観測衛星を用いたShapley超銀河団に随伴したX線放射の探索

Search for X-Ray Emission Associated with the Shapley Supercluster with Suzaku
著者 (9件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 18.1-18.14  発行年: 2012年02月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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すざく観測衛星はShapley超銀河団の内部と周辺の3つの領域を観測した。1つは銀河団A3558とA3556の間に位置し両方の銀河団のビリアル半径の約0.9倍の領域であり,他の2つは最初のポインティングから1°と4°離れた領域である。4°オフセット観測を使用して銀河前景放射を評価した。前景及び背景放射の寄与を引き去った後の3つ全てのポインティング観測のスペクトルにおいて重要な赤方偏移酸素放射輝線(6階電離酸素と7階電離酸素)は検出されなかった。中-高温銀河間ガス(WHIM)の赤方偏移7階電離酸素のKα輝線強度の上限は1.5×10<sup>-7</sup>光子s<sup>-1</sup>cm<sup>-2</sup>arcmin<sup>-2</sup>であり,これはT=3×10<sup>6</sup>Kを仮定したときの約380(Z/0.1Z(太陽))<sup>-1/2</sup>(L/3Mpc)<sup>-1/2</sup>の密度超過に対応する。1°オフセット領域とフィラメント領域においてそれぞれkT~1keVとkT~2keVの熱モデルで表される過剰な連続放射を発見した。両方0の赤方偏移と超銀河団の赤方偏移(0.048)は観測されたスペクトルと矛盾しない。また,約1keVの放射もNeに富む薄い銀河(0赤方偏移)熱放射により適合することができる。2keV成分の径方向強度分布はA3558gとA3556からの寄与を示唆し,A3558の外側領域で強度勾配の大きな急峻化を示す。最後に,WHIMに対する以前のすざく衛星探査をまとめ,WHIMの制限付けの実現可能性を議論した。400未満の密度超過は,1.4×10<sup>6</sup>K<T<5×10<sup>6</sup>Kの領域の6階及び7階電離酸素輝線またはT>5×10<sup>6</sup>Kの相対的に高温領域の連続放射を用いてすざく衛星搭載XISにより検出することができる。すざく衛星による未検出は典型的な視線方向平均密度超過が400未満であることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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宇宙線起源  ,  星雲 
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