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J-GLOBAL ID:200902251438012480   整理番号:09A1117940

Abell 1795銀河団のすざく衛星観測: r200までの銀河団放射

Suzaku Observations of Abell 1795: Cluster Emission to r200
著者 (13件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 1117-1133  発行年: 2009年10月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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平均銀河団質量密度が宇宙臨界密度の200倍である領域の半径がr<sub>200</sub>~2Mpcまで広がったAbell795銀河団に対するすざく衛星観測の結果を報告した。この観測はこの天体のr>1.3Mpcの銀河団ガスの状態の初めての探査である。銀河団の外れ(1.3Mpc<r<1.9Mpc)の2つの非連結部分の実例を示し,それらの1つだけで,宇宙X線背景輝度の20%より小さいレベルのB<sub>0.5~2keV</sub>=1.8×10<sup>-12</sup>ergs<sup>-1</sup>cm<sup>-2</sup>deg<sup>-2</sup>の限界(3σ)軟X線表面輝度までX線放射を検出した。r>0.4Mpcでの半径に関する温度変動を調べ,それが相対的に急速に低下(T<sub>deprojected</sub>∝r<sup>-0.9</sup>)して,測定できる最大半径でそのピークの約1/3の値に達することが分かった。静力学平衡でポリトロープな銀河団ガスを仮定してΓ=1.3<sub>-0.2</sub><sup>+0.3</sup>のポリトロープ指数を得た。1.3Mpc以内の質量を概算し,以前の観測で報告された値より幾らか(2.7σ)低い値(4.1<sub>-0.3</sub><sup>+0.5</sup>)×10<sup>14</sup>M(太陽)を得た。しかし,この観測は,見かけ上規則的で対称なこの銀河団におけるr~1.3Mpc~r<sub>500</sub>と同程度に小さい半径での静力学平衡からのずれを示す証拠を提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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星雲  ,  宇宙線起源 
引用文献 (48件):
  • Anders, E.,& Grevesse, N.1989, Geochim, Cosmochim. Acta, 53, 197
  • Arnaud, K. A.1996, in ASP Conf. Ser., 101, Astronomical Data Analysis Software and Systems V. ed. G. H. Jacoby & J. Barnes (San Francisco: ASP), p17
  • Arnaud, M.,& Evrard, A. E.1999, MNRAS, 305, 631
  • Bohringer, H., et al.2000, ApJS, 129, 435
  • Borgani, S., et al.2004, MNRAS, 348, 1078
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