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J-GLOBAL ID:201202290664216138   整理番号:12A0086078

「すざく」観測衛星によるAbell2142の外縁部のX線研究

X-Ray Study of the Outer Region of Abell 2142 with Suzaku
著者 (7件):
資料名:
巻: 63  号: SP3  ページ: S1019-S1033  発行年: 2011年11月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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「すざく」観測衛星を用いて明るい銀河団A2142の外縁部を観測した。温度及び輝度構造をビリアル半径(r200)まで良い感度で測定した。β=0.85のβモデルで良く近似された密度プロファイルを用いて銀河団中心の周辺の9keVからr200での約3.5keVまでの温度低下を確認した。0.4r200以内のエントロピープロファイルは降着衝撃波モデルにより予測されたr1.1と一致する。エントロピー勾配は外縁部でより平坦でr200周辺で負になる。これらの特徴は,外縁部の銀河団ガスが熱平衡ではないことを示唆する。電子-イオンCoulomb衝突の緩和時間スケールはr200での衝撃加熱後の経過時間より長くなることが期待されるために,低エントロピーに対する1つのもっともらしい理由はイオン温度に比べて低い電子温度である。他の可能な解釈は銀河団ガスのクランプ性,乱流,及びバルク運動である。r200周辺の中-高温銀河団ガスも探索し,酸素輝線強度に上限を設定した。2Mpcの視線深度と0.1太陽の酸素量を仮定して高密度の上限を計算し,それが前景の仮定に依存して280または380になることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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宇宙線起源  ,  星雲 
引用文献 (49件):
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