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J-GLOBAL ID：201202210368835970   整理番号：12A0645026

常温硬化型UFC材料「スリムクリート」の開発

著者 (4件)： 平田隆祥 (大林組 技研) ,  石関嘉一 (大林組 技研) ,  吉田浩一郎 (宇部興産 建設資材カンパニー 技開研) ,  玉滝浩司 (宇部興産 建設資材カンパニー 技開研)
資料名： セメント・コンクリート  (Cement & Concrete)
号： 782  ページ： 24-28  発行年： 2012年04月10日 
JST資料番号： F0277A  ISSN： 0371-0718  CODEN： SKONA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スリムクリートの特徴や物性を紹介する。スリムクリートは,超高強度繊維補強コンクリート(UFC)の技術を発展させて開発した。生コン工場で製造でき,現場で型枠への打込みが可能であり,常温環境下で高強度が得られる。また塩分浸透抵抗性が高い。使用材料は,水,プレミックス(ポルトランドセメント,ポゾラン材,無機粉体),骨材,高性能減水剤,補強用鋼繊維から構成される。物性例(圧縮強度,ひび割れ発生強度,引張強度,ヤング係数)と温度別強度発現例を示した。圧縮強度とひび割れ発生強度と引張強度は,UFC指針を満たしている。生コン工場で練混ぜた後,アジテータトラックで運搬し,ポンプ圧送を行い,施工性を検証した。対象とした構造物は,大型船舶が接岸する桟橋下部のRC構造物である。施工場所は,東日本大震災で津波の作用を受けた場所であった。その結果,ひび割れや,剥離剥落等の変状が無く,健全な状態であった。

シソーラス用語： 中温 ,  硬化 ,  *超高強度コンクリート ,  *繊維強化コンクリート ,  コンクリートプラント ,  *コンクリート打ち ,  塩分 ,  浸透率 ,  コンクリート圧送 ,  桟橋 ,  貼合せ ,  *修理 ,  機械的性質 ,  設計基準
準シソーラス用語： 常温 ,  *スリムクリート

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (5件)：

• 武田. 常温硬化型高じん性高強度モルタル「スリムクリート^【○!R】」の屋内ブリッジへの適用. 大林組技術研究所報. 2010, 74
• 土木学会. 超高強度繊維補強コンクリート設計・施工指針(案). 2004
• 野口. 羽田空港再拡張事業における超高強度繊維補強コンクリートの活用. セメント・コンクリート. 2008, 741, 34-38
• 丸屋. 超高強度繊維補強コンクリートの流動性及び強度に及ぼすセメントの鉱物組成の影響. 土本学会第66回学術講演会講演概要集, 2011. 09. 2011
• 石関. 「スリムクリート^【○!R】」の港湾構造物リニューアル工事への適用. 大林組技術研究所報. 2011, 75

タイトルに関連する用語 (3件)： 常温硬化 ,  UFC ,  開発