抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自然の英知を模すことにより人類が抱えている問題を解決していくというバイオミミクリの概念は古代より続く自然界の形態やシステムの模倣の新たな手段として,地球温暖化等の環境破壊に対する新たな解決策としての可能性をはらんでいるといえる。本論文では生物の自己組織化に着目し,チューリングの反応拡散理論を3次元に拡張することで新たな形態生成のプログラムを開発することを目的とする。チューリングパターンは反応拡散方程式で記述され,動物の表皮の模様を再現できる。その他にも自然界や宇宙に存在する様々な現象を解明する方法のひとつとして用いられている。この反応拡散方程式を建築形態に応用することにより,従来の静的で無機質な建築空間とは異なる,生命を髣髴とさせる動的で有機的な建築空間が形成される。(著者抄録)