文献

J-GLOBAL ID：201202213357332347   整理番号：12A1464882

列車通過時における鉄道橋の動的な変位計測へのサンプリングモアレカメラの適用

Application of Sampling Moire Camera to Dynamic Displacement Measurement of Railway Bridge while Train Passing

著者 (4件)： 藤垣元治 (和歌山大 システム工) ,  原卓也 (和歌山大) ,  生駒昇 (ジェイアール西日本コンサルタンツ) ,  村田頼信 (和歌山大 システム工)
資料名： 実験力学  (JSEM)
巻： 12  号： 3  ページ： 179-184  発行年： 2012年09月28日 
JST資料番号： L4590A  ISSN： 1346-4930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非接触で橋梁の健全度を判定する手法として,格子画像を間引いてモアレを発生させ,2方向の位相分布を同時に求めるサンプリングモアレ法をカメラ内部で行い,変位分布をリアルタイムで出力できる手法を提案した。サンプリングモアレカメラの内部構造は,C-MOS撮像素子,FPGA,メモリ,USBインターフェース,電源ユニットで構成されている。撮影した二次元格子画像に対して,カメラ内のFPGAによりサンプリングモアレ法による位相解析を行い,二次元の位相分布を出力することができる。また,基準となる記憶した位相分布とある瞬間の位相分布との差を変位換算して変位分布を出力できる。本手法の精度実験から,格子ピッチの四百分の1以下の精度を確認した。実際の鉄道橋において,サンプリングモアレカメラによって車両通過時の変位計測を行った結果,橋梁上の車輪の位置に応じて変位量が変化する様子を20ms間隔に時系列で計測することができた。

シソーラス用語： *モアレ ,  *変位測定 ,  分布 ,  カメラ ,  光電素子 ,  FPGA ,  記憶装置 ,  USB【情報】 ,  間隔 ,  鉄道橋 ,  データ
準シソーラス用語： *変位計測 ,  位相分布 ,  撮像素子 ,  メモリ ,  USBインタフェイス ,  格子間隔 ,  時系列データ

分類 (2件)： その他の光学的測定法とその装置  (BD07080R) ,  長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O)

引用文献 (19件)：

• KONISHI, S. Status-quo and Perspective of Research and Development on Maintenance Technology of Railway Structures. Doboku Gakkai Ronbunshuu A. 2008, 64, 4, 369-380
• MATSUDA, H. Construction Management and Maintenance of Infrastructures by Optical Measurement Method. J. JSEM. 2011, 11, 3, 161-170
• NISHIMURA, A. Study on Integrity Assessment of Railway Bridge Foundation. RTRI Report. 1989, 3, 8, 41-49
• KAITO, K. Development of Non-Contact Scanning Vibration Measurement System with Laser Doppler Vibrometer for Existing Structures. Doboku Gakkai Ronbunshuu. 2001, No.693/VI-53, 173-186
• PIERACCINI, M. Static and Dynamic Testing of Bridges Through Microwave Interferometry. NDT & E International. 2007, 40, 3, 208-214

タイトルに関連する用語 (3件)： 列車 ,  鉄道 ,  変位計測