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J-GLOBAL ID:201202214221484409   整理番号:12A0229427

実験的手法に基づく鉱物トラッピング進行速度の予測-日本国内におけるCO2貯留候補地選定へ向けた一指標-

Simplified Prediction of the Proceeding of Mineral Trapping of CO2 Based on Experimental Study-Implications for CO2 Storage site Selection in Japan-
著者 (3件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 94-102  発行年: 2012年01月25日 
JST資料番号: F0463A  ISSN: 1881-6118  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論では貯留層内におけるCO2-水-岩石反応を実験的に再現するとともに,その進行速度を実験データから予測することを目的とする。玄武岩,花崗閃緑岩,凝灰質砂岩に対して,CO2-水-岩石反応実験を実施した。その結果,Siで規格化した単位面積当たりの岩石の溶解速度は玄武岩が最も早く,これに花崗閃緑岩,凝灰質砂岩が次いだ。また,反応速度データから長期的なCO2固定効率を,1)CO2注入レートは,一日1000トン,2)CO2注入期間50年,3)ターゲットとなる帯水層の間隙率20%,4)CO2密度500kg/m3,5)反応系内におけるCO2と地層水の容積比が,1:1という条件のもとで計算した結果,花崗閃緑岩の帯水層では,注入開始から約180年で注入されたすべてのCO2が炭酸塩鉱物化すると推定された。また玄武岩および凝灰質砂岩の帯水層内部では,注入から200年の時点でそれぞれ約1500万トン,約400万トンのCO2が炭酸塩鉱物すると推定された。この結果は,鉱物トラッピングが従来予測されていたよりも極めて早い速度で進行する可能性が高い事を示すとともに,貯留候補地の選定に向けてはその安全性評価と言う観点から,帯水層胚母岩の岩石種が重要な指標となる事を示している。
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分類 (1件):
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環境問題 

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