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J-GLOBAL ID:201202214444068210   整理番号:12A1672973

花弁の彩度はユリ切り花の外観的な花の老化に影響を与える

Petal Saturation Affects Visible Flower Senescence in Cut Lilies
著者 (5件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 350-356 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 1882-3351  CODEN: EGKZA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ユリ切り花の花持ちの限界は,落弁より前に花弁の退色によって決まる。花弁の色は連続的に変化するため,いつが花持ちの終了なのかを決定することは難しい。そこで,人間の判断による鑑賞価値(外観的な花の老化)の低下と花弁色との関係を,黄色いユリの切り花を用いて花持ち期間全般にわたって調べた。また,外観的な花の老化と生理学的な花弁の老化との時間的関連性を明らかにするため,花弁の乾物重と厚さを調べた。その結果,外観的な花の老化は花弁の彩度の変化と密接な関連があり,彩度値に反映された。そして,彩度値は開葯4日後に総カロチノイド類含量の減少にともなって低下を始めた。外観上の花の老化は6日後に顕著になり,ユリの鑑賞価値は急速に失われて花持ちが終わりを迎えた。一方,生理的な花弁の老化の徴候は開葯1日目に現れ,花弁の乾物重と厚さが次第に減少し始めた。生理的な花弁の老化の進行は色位相を示す色相角の変化に反映された。これらの結果は,黄色いユリの花弁の彩度値の変化が外観的な花の老化を反映して花持ちに影響することを示唆している。開花初期に花弁中に十分なカロチノイド含量を維持しているため,外観的な花の老化の開始は生理的な花弁の老化よりも3日遅い。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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花き・花木  ,  植物生理学一般 
引用文献 (20件):
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