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J-GLOBAL ID:201202214691651190   整理番号:12A1336709

がんの遺伝子治療に向けた標的ペプチドを持つPEG化アデノウイルスベクターの最適化およびインターナリゼーション

Optimization and Internalization Mechanisms of PEGylated Adenovirus Vector with Targeting Peptide for Cancer Gene Therapy
著者 (11件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 2402-2409  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: W1325A  ISSN: 1525-7797  CODEN: BOMAF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アデノウイルスベクター(Adv)は,腫瘍組織に対する遺伝子治療の観点から極めて重要なベクターである。しかし,全身投与では強い肝毒性(移植遺伝子の肝細胞での発現)が発生するので,治療は局所投与に限定される。そこで本研究では,全身性治療後の肝毒性を最小限に抑制することを検討した。その結果,Adv表面をポリエチレングリコール(PEG)による架橋反応によってCGKRK腫瘍ホーミングペプチドと抱合させると,移植遺伝子の正常組織への発現を最小限に抑制できることを見出した。すなわち,PEG-CGKRKのみで修飾したAdvを全身投与した場合は,移植遺伝子が腫瘍組織と正常幹細胞に同程度に発現され目的に適わなかったが,架橋PEG-CGKRKおよび非架橋PEGの混合体と処理したAdvを投与すると,腫瘍組織への遺伝子発現を損なうことなく正常肝細胞への発現を抑制することに成功した。更に,CGKRK-抱合性Advのインターナリゼーション機構を検討した結果,CGKRKペプチドと細胞表面受容体(ヘパラン硫酸)との特異相互作用が存在し,そのことがCGKRK-Advの効率的インターナリゼーションを可能にすることが示唆された。以上の結果に基づいて,全身性がん遺伝子治療に有望な原型ベクターとしてのCGKRK-抱合性Advの可能性を考察した。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子操作  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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