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J-GLOBAL ID：201202215774807750   整理番号：12A1306655

小さな脂溶性リガンドとヒトのリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素の体系的な相互作用分析

Systematic interaction analysis of human lipocalin-type prostaglandin D synthase with small lipophilic ligands

著者 (7件)： KUME Satoshi (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  LEE Young-Ho (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAMOTO Yuya (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAMOTO Yuya (Res. Fello. Japan Soc. for the Promotion of Sci., Tokyo, JPN) ,  FUKADA Harumi (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  GOTO Yuji (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  INUI Takashi (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 446  号： 2  ページ： 279-289  発行年： 2012年09月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 親油性小分子の細胞外輸送体としてL-PGDS(リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素)の機能に注目した。その結果ヒトのL-PGDSの結合機構の特徴を特定した。トリプトファンの蛍光消光の計測により,数種類のヘム代謝産物が,検討した他の小さな脂溶性リガンドよりもはるかに高い親和性でL-PGDSと結合することが明らかとなった。次にヘム代謝物およびL-PGDSの非常に高い特異性に注目し,ITC(等温滴定熱量測定)とICD(誘起円偏光二色性)のデータから,L-PGDSと高いまたは低い親和性で結合するヘム代謝産物が明らかになった。相互作用の熱力学パラメータによると,エンタルピーとエントロピー変化の影響は,Gibbsエネルギー変化が同じであっても,ヘム代謝物によりかなり異なることが明らかになった。そのため,ヘム代謝物がL-PGDSとの結合エネルギーはエンタルピーとエントロピー変化のバランスの調整によって最適化されると考えた。

シソーラス用語： *プロスタグランジンシンターゼ ,  ヒト ,  分子間相互作用 ,  解離定数 ,  エンタルピー ,  エントロピー ,  円偏光二色性 ,  熱量測定 ,  *ヘミン ,  *親和性 ,  生体輸送 ,  結合エネルギー ,  ラクタム ,  ビニル化合物 ,  ジカルボン酸 ,  ポリエン ,  *リポカリン型プロスタグランジンDシンターゼ ,  等温滴定熱量測定 ,  *結合親和性

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (2件)： ビリベルジン ,  ビリルビン

タイトルに関連する用語 (8件)： 脂溶性 ,  リガンド ,  ヒト ,  リポカリン ,  プロスタグランジンD ,  合成酵素 ,  体系 ,  相互作用分析