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J-GLOBAL ID:201202217067420116   整理番号:12A1431280

ラット及びCaco2細胞を利用した塩化メチル水銀とメチル水銀システインの間における水銀のIn VivoとIn Vitro薬物動力学の比較

Comparison of In Vivo with In Vitro Pharmacokinetics of Mercury Between Methylmercury Chloride and Methylmercury Cysteine Using Rats and Caco2 Cells
著者 (7件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 628-636  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: D0099B  ISSN: 0090-4341  CODEN: AECTCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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人間は食用魚を通してメチル水銀(MeHg)に曝露される可能性があるため,ラット及びCaco2細胞を利用して塩化メチル水銀(MeHg Cl)とメチル水銀システイン(MeHg Cys)の間の水銀(Hg)のin vivoとin vitro薬物動力学を比較した。MeHg化合物の消化直後におけるHgのin vivo薬物動力学はまだあまり良く分かっていない。Caco2細胞内において,MeHg化合物の膜取込と細胞内分布を調べた。ラットの静脈内に受け入れられた場合,MeHg-Cysに比べてMeHg-Clは20倍高い血漿中濃度と2倍高い血中濃度を示し,薬物動力学的性質が異なることを示した。しかし,1時間後には血漿と血液中のHg濃度はMeHg ClとMeHg-Cysの間で事実上に同等となったが,Hgの血中濃度は血漿中よりも>100倍以上高かった。閉鎖したラットの空腸ループ内に投与した場合,MeHg ClとMeHg-Cysは迅速かつ効率的に腸管膜に取り込まれ,Hgは腸管膜内に比較的長期に保持された。経口投与された場合にはMeHg ClとMeHg-Cysの間に血漿中及び毛中濃度の差は観察されず,血漿及び血中Hgレベルは徐々に増加し,投与後8時間で一定レベルに達した。Caco2細胞ではMeHg-Cysの取込はl-ロイシンによって有意に抑制されたが,これはMeHg-Clでは見られなかった。Caco2細胞では,MeHg-Cysとの2時間のインキュベーション後に81%のHgがサイトソル画分から回収され,Hgの13%が核画分(残骸を含む)から回収された。結論として,初期分布フェーズにおける膜取込の機構と分布量はMeHg ClとMeHg-Cysの間で明らかに異なるが,それらの薬物動力学的差異は,恐らく身体中における代謝のために,静脈及び経口ルート投与の1時間後には見られなくなった。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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生物薬剤学(基礎)  ,  水銀とその化合物 

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