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J-GLOBAL ID：201202217609351647   整理番号：12A0712173

セメント硬化体のCa²⁺溶脱に伴う拡散変化

PREDICTION OF DIFFUSION COEFFICIENT IN LEACHED HARDENED CEMENT PASTE

著者 (3件)： 青山琢人 (北大 大学院工学院) ,  胡桃澤清文 (北大 大学院工学研究院) ,  名和豊春 (北大 大学院工学研究院)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 161-167  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放射性廃棄物処分施設で使用されるセメント硬化体は,処分環境下では,長期にわたり地下水に接触することが予測され,セメント水和物からCa²⁺が溶脱し,硬化体の多孔質化による,核種移動抑制機能の低下が懸念される。本研究では,硬化セメントペーストからのCa²⁺の溶脱に伴う,C-S-Hの劣化を考慮した物質移動特性変化について,基礎的な知見を得ることを目的とし,促進溶解試料を用いて,セメントペーストのCa²⁺溶脱に伴う,C-S-HのCa/Siの変化,マイクロ弾性係数の変化より,C-S-Hの物質移動特性の変化について検討した。その結果,溶脱に伴うC-S-HのCa/Siの低下と,マイクロ弾性係数の低下には相関関係があり,C-S-HのCa²⁺溶脱に伴うCa/Siと拡散係数の変化の関係を構築した。

シソーラス用語： コンクリート ,  セメントペースト ,  *硬化物 ,  廃棄物処分施設 ,  地下水 ,  多孔性 ,  抑制 ,  移動 ,  同位体 ,  水和物 ,  *カルシウム溶脱 ,  細孔構造 ,  *物質移動 ,  弾性係数 ,  拡散過程 ,  *拡散係数 ,  放射性廃棄物処分施設 ,  *セメント硬化体 ,  核種 ,  ケイ酸カルシウム水和物 ,  施設
準シソーラス用語： C-S-H ,  マイクロ弾性係数 ,  核種移動抑制

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (19件)：

• 1)山本武志、廣永道彦:セメント系人工バリア材料の溶脱変質特性の実験的検討、電力中央研究所報告(2006)
• 2)山本武志ほか:セメント系人工バリア材料の長期性能評価に関する核種溶脱試験法の適用性、コンクリート工学論文集、No.16、 PP.23-35(2005)
• 3)Micheline Moranville et al. :Physicochemical equilibria of cement-based materials in aggressive environments-experiment and modeling, Cement and Concrete Research Vol.34 pp.1569-1578(2004)
• 4)S. Bejaoui, B. Bary:Modeling of he link between microstructure and effective diffusivity of cement pastes, Cement and Concrete Research, Vol.37, pp.469-480(2007)
• 5)Y. Tetsuji et al. :Modeling of diffusive mass transport in micropores in cement based materials, Cement and Concrete Research, Vol.39, pp.1149-1155(2009)

タイトルに関連する用語 (3件)： セメント硬化体 ,  溶脱 ,  拡散