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J-GLOBAL ID：201202219034574641   整理番号：12A1564611

Nd/Cr:YAG材料におけるエネルギー移乗過程の解析

著者 (4件)： 本越伸二 (レーザー技術総合研) ,  本田能之 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  宮永憲明 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  中塚正大 (レーザー技術総合研)
資料名： ILT年報  (Annual Progress Report. Institute for Laser Technology)
巻： 2012  ページ： 109,111-114  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： J0650A  ISSN： 1340-6167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Nd/Cr:YAG材料におけるCr3⁺イオンからNd³⁺イオンへのエネルギー移乗過程の解明を行うことを目的に,蛍光特性の温度依存性を実験により評価し,エネルギー移乗量・移乗効率・移乗時間について考察した。温度上昇に伴うCr³⁺イオンの吸収量の増加がそのままNd³⁺イオンの蛍光量の増加に寄与すること,エネルギー移乗効率は温度によらず約70%で一定であること,エネルギー移乗時間は温度上昇に伴い短くなり,77Kと450Kを比較すると2.26msから0.16msまで短くなること,Cr³⁺イオンの蛍光上準位である²E準位からの蛍光寿命は温度上昇に伴い短くなっていることから,エネルギー移乗時間も²E準位の寿命に依存して短くなっていると考えられること,を示した。

シソーラス用語： *Nd-YAGレーザ ,  ドーピング ,  クロム ,  *レーザ材料 ,  励起移動 ,  *エネルギー移動
準シソーラス用語： *Nd/Cr:YAG ,  *Nd/Cr:YAGレーザ ,  *エネルギー移乗 ,  蛍光特性 ,  励起移乗

分類 (1件)： 固体レーザ  (BD04080W)

引用文献 (12件)：

• [1] D. L. Dexter, J. Chem.: Phys. 21 (1953) 836.
• [2] H. Yagi, et al.: Opt. and Laser Technol. 39 (2007) 1295.
• [3] Z. J. Kiss and R. C. Duncan: Appl. Phys. Lett. 5 (1964) 200.
• [4] A. A. Kaminskii, et al.: Phys. Stat. Sd. (a) 34 (1976) K109.
• [5] F.M. Hashmi, et al.: Opt. Mater. 1 (1992) 281.

タイトルに関連する用語 (7件)： Nd ,  Cr ,  YAG ,  エネルギー ,  移乗 ,  過程 ,  解析