抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アルミニウムの軽量性を利用する上で,軟質性・腐食性を克服することがさらなる適用範囲の拡大につながる。このため機能性被覆の形成が有効である。この被覆材料として近年ダイヤモンド状炭素(DLC)膜が有力視されているが,アルミニウムとの親和性の低さが課題となっている。本稿においては,この課題を克服するための複合化処理について解説した。基本的な概念は機能性層としてのDLC膜を最外層としDLCとアルミニウム合金との密着性を高める中間層を設けるものである。この中間層として著者らは,無電解Ni-Pめっきを提案した。A7075アルミニウム合金上へのNi-P/DLC複合皮膜の形成,熱処理によるこの複合皮膜の膜質変化,この複合皮膜のスクラッチおよび圧痕試験およびマイクロインデンテーション評価の結果を示した。