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J-GLOBAL ID：201202223714053350   整理番号：12A0915645

フライアッシュ混合セメント硬化体中の陰イオン拡散挙動-拡散係数の空隙構造依存性-

著者 (3件)： 千田太詩 (電力中央研 原子力技研 放射線安全研究セ) ,  吉田崇宏 (電力中央研 原子力技研 放射線安全研究セ) ,  吉田崇宏 (原子力環境整備促進・資金管理セ)
資料名： 電力中央研究所原子力技術研究所研究報告  (CRIEPI Report. L (Central Research Institute of Electric Power Industry))
号： L11008  ページ： 19P  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： L2958B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マルチチトレーサ法による核拡散試験を行なって,セメント硬化体空隙構造が陰イオンの拡散に及ぼす影響を明らかにした。試験結果から,フライアッシュ混合低熱ポルトランドセメント(FAC)硬化体試料の低拡散は,空隙径の小ささと陰イオンのサイズに影響されることが分かった。FAC硬化体試料は,拡散するイオンサイズに対して,収斂度が顕著になるとともに,屈曲度が大きくなる空隙径を有するので,普通ポルトランドセメント硬化体試料と比較して小さい有効拡散係数が得られた。また,ポゾラン反応の進行により空隙率と空隙径が小さくなることで,時間の経過とともにさらなる低拡散性が期待できる。

シソーラス用語： *ポルトランドセメント ,  アニオン ,  *細孔構造 ,  拡散係数 ,  拡散 ,  *フライアッシュセメント ,  ポゾラン反応
準シソーラス用語： 陰イオン ,  *空隙構造 ,  有効拡散係数 ,  拡散性

分類 (3件)： 付属プラント設備  (MD04070W) ,  その他の特殊構造物  (RA05020W) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (21件)：

• [1]加藤和之,脇寿一,齋藤典之,小野文彦, 大間知行,尾崎充弘:余裕深度処分の技術的な信頼性構築に向けた検討状況について,原子カバソクxンハ研究13,No.1, 49-64,2006年10月.
• [2]長瀧重義監修:コンクノートの高性能化,技報堂出版,1997.
• [3]千田太詩,杉山大輔:フライアッシュ混合セメント硬化体中における有機炭素およびヨウ素の拡散挙動,電力中央研究所報告, L07018, 2008.
• [4]千田太詩,杉山大輔:透過型拡散実験によるセメント硬化体中における有機炭素の拡散挙動検討,露力胆央研究所覯告, L05012, 2006.
• [5]原子力安全委員会放射性廃棄物・廃止措置専門部会:麓二種廃棄物埋設の事業に関する安塗審査の基本勇考え方,平成22年8月5日.

タイトルに関連する用語 (8件)： フライアッシュ ,  セメント硬化体 ,  陰イオン ,  拡散 ,  挙動 ,  拡散係数 ,  空隙 ,  構造依存性