抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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7種類のセルロース粒子(平均粒径6~650μm)を小麦粉に10又は20%混合して製パン試験を行った。その結果,セルロース粒子サイズが154μm以上の場合,小麦粉だけのパンとほぼ同じ製パン性(パン高さ,比容積)が得られた。粒子サイズがそれよりも小さくなると製パン性は次第に低下した。最大のセルロース粒子を機械的に20,40,60分間粉砕したものを小麦粉に混合して製パン試験を行った結果,粉砕時間の増加に伴って製パン性は低下した。セルロースを混合した小麦粉のミキソグラフ試験の結果,154μm以上のセルロース粒子を混合した小麦粉ではミキソグラフプロフィールが小麦粉だけのプロフィールとほぼ同じパターンになり,粘性のあるグルテンマトリックスを示した。しかし154μmよりも小さいセルロース粒子の場合,小麦粉だけのプロフィールとは異なるパターンを示した。