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J-GLOBAL ID：201202224514705871   整理番号：12A0394645

Fe-Mn-Cオーステナイト鋼における動的歪時効に及ぼす転位分離の影響

Influence of Dislocation Separation on Dynamic Strain Aging in a Fe-Mn-C Austenitic Steel

著者 (5件)： KOYAMA Motomichi (Materials Sci. and Engineering, Univ. of Tsukuba) ,  KOYAMA Motomichi (National Inst. for Materials Sci.) ,  SAWAGUCHI Takahiro (National Inst. for Materials Sci.) ,  TSUZAKI Kaneaki (Materials Sci. and Engineering, Univ. of Tsukuba) ,  TSUZAKI Kaneaki (National Inst. for Materials Sci.)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 53  号： 3  ページ： 546-552 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 273~523Kの温度範囲の引張試験によって,低積層欠陥エネルギーを有するFe-17Mn-0.3C合金の鋸歯状流れ挙動に及ぼす変形温度と歪速度の影響を調べた。セレーションの開始の臨界歪に対してプロットすると,変形温度は3つの領域であることが判った。273~323Kの領域で臨界歪は減少し,323~423Kで増加し,温度上昇とともに423~523Kで再び減少した。最初の2つの領域はよく知られている。しかし,高温のそれに相当する第3の領域の報告はなされておらず,先行及び後行する粒子を持つ溶質原子の相互作用を別々に考慮してこの領域を解明することができた。先行粒子の速度は後行粒子のそれより著しく高いと想定されるので,第1及び3の領域の臨界歪が後行粒子と先行粒子をそれぞれ捕捉することに起因すると結論した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *オーステナイト鋼 ,  *動的歪時効 ,  *転位【結晶】 ,  積層欠陥エネルギー ,  セレーション ,  歪速度 ,  粒子 ,  分離 ,  マンガン含有合金 ,  *高合金鋼 ,  *中炭素合金鋼 ,  滑り ,  相互作用 ,  応力歪曲線

分類 (2件)： 金属の格子欠陥  (BK12030F) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (42件)：

• 1) I. Tamura, T. Maki and H. Hato: Trans. ISIJ 10 (1970) 163.
• 2) K. S. Chan, L. H. Chen and T. S. Lui: Mater. Trans. 38 (1997) 420–426.
• 3) T. H. Blewitt, R. R. Coltman and J. K. Redman: J. Appl. Phys. 28 (1957) 651.
• 4) H. Suzuki and C. S. Barrett: Acta Metall. 6 (1958) 156.
• 5) Y. N. Dastur and W. C. Leslie: Metall. Trans. A 12A (1981) 749.

タイトルに関連する用語 (5件)： Fe ,  Mn ,  オーステナイト鋼 ,  動的歪時効 ,  転位