文献

J-GLOBAL ID：201202225065519843   整理番号：12A0077911

海洋放射能への福島原子力発電所の影響

Impacts of the Fukushima Nuclear Power Plants on Marine Radioactivity

著者 (3件)： BUESSELER Ken (Woods Hole Oceanographic Institution, MA) ,  AOYAMA Michio (Meteorological Res. Inst., Tsukuba, JPN) ,  FUKASAWA Masao (Japan Agency for Marine-Earth Sci. and Technol., Yokosuka, JPN)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 45  号： 23  ページ： 9931-9935  発行年： 2011年12月01日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所からの放射性核種放出の海洋への影響を評価した。公開された排水口付近の海洋水でのヨウ素とセシウムの放射性同位体濃度データを以前の海洋研究と比較して放出された放射性核種レベルを推算し,用量因果律によって考察した。これらのデータは,地震から1カ月後の4月初旬に海洋流出水がピークに達して,次月に1/1000に減少したが,7月の終りの濃度は予測した濃度より高く,原子炉,地下水あるいは海岸堆積物等の汚染源からの放出が続いていることを示唆した。また,7月の時点で,¹³⁷Csのレベルは日本の沖合沿岸水域で2010年に測定されたレベルより10~000倍以上高くて一部放射性核種は大きく上昇しているが,用量計算では海洋水への直接曝露による海洋生物相あるいはヒトへの影響は小さいと考えられる。

シソーラス用語： *発電所 ,  海洋汚濁 ,  放射能汚染 ,  *放射能放出 ,  放射性同位体 ,  セシウム同位体 ,  ヨウ素 ,  変化 ,  環境アセスメント ,  *環境影響 ,  セシウム放射性同位体 ,  *福島第一原子力発電所 ,  評価
準シソーラス用語： 濃度変化

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (1件)： 福島原子力発電所