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J-GLOBAL ID:201202228797913101   整理番号:12A0809275

潮汐低地への塩素化多環式芳香族炭化水素のin situ生成の証拠: 環境モニタリングおよび実験室スケール実験

Evidence for in situ production of chlorinated polycyclic aromatic hydrocarbons on tidal flats: Environmental monitoring and laboratory scale experiment
著者 (5件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 542-547  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究はアジアのいくつかの潮汐低地の堆積物における塩素化多環式芳香族炭化水素(Cl-PAHs)の環境分布と生成機構を研究した。Cl-PAHsは荒尾潮汐低地,菊池川,および白川で採取した堆積物で認められた。ΣCl-PAHsの範囲は菊池川の25.5~荒尾潮汐低地の483 pg g-1であった。PAHsおよびCl-PAHs濃度は有意な相関を示さなかった(r=0.134)。この結果はこれら化合物の由来が異なることを示唆した。同定したCl-PAH異性体において,最も豊富なCl-PAH異性体は3か所において9.10-ジクロロアントラセン(9.10-diCl-ANT)であった。一般的に,沿岸環境におけるCl-ANTs濃度はアントラセン(ANT)濃度よりも約3~5オーダー小さかった。しかし堆積物におけるCl-ANTsとANTとの濃度比(Cl-ANTs/ANT)は4.1%~24.6%の範囲であった。この結果はCl-PAHsが工業プロセスで生成していないで,濃度比が大きいことはANTが大きな光化学反応性を有することから堆積物におけるCl-ANTsの光化学生成の寄与によることを示した。この現象を説明するために,ガラスビーズに吸着したANTを潮汐低地の現場条件を模倣した条件下でUV照射した。結果として塩素化誘導体は光対照群では無視できたが照射表面で2-Cl-ANT,9-Cl-ANT,および9,10-diCl-ANTの生成が認められることが本研究において注目された。これら結果はPAHsの光化学反応が沿岸環境におけるCl-PAHs発現の潜在的発生源である可能性があることを示唆した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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その他の汚染原因物質  ,  炭素多環化合物一般  ,  光化学反応,ラジカル反応 
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