文献

J-GLOBAL ID：201202228831671082   整理番号：12A0731450

富士山高標高域における浅部地温の通年観測-永久凍土急激融解説の評価も含めて-

Year-round Monitoring of Shallow Ground Temperatures at High Altitudes of Mt. Fuji with a Critical Discussion on the Popular Belief of Rapid Permafrost Degradation

著者 (4件)： 池田敦 (筑波大 生命環境系) ,  岩花剛 (北大) ,  岩花剛 (アラスカ大 フェアバンクス校 国際北極圏研究セ) ,  末吉哲雄 (海洋研究開発機構)
資料名： 地学雑誌  (Journal of Geography)
巻： 121  号： 2  ページ： 306-331  発行年： 2012年04月25日 
JST資料番号： G0643A  ISSN： 0022-135X  CODEN： CGZAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富士山の永久凍土に関する学術論文は非常に少なく研究が進んでいるとは言い難い。そこでこれまでの研究について確認し,永久凍土の存在に有利な所があるか等3点について検討した。その結果,これまでは永久凍土の分布を過大評価していた可能性が高い事が判った。今後,永久凍土を長期にわたってモニタリングする事が重要な課題である。

シソーラス用語： *山梨県 ,  *静岡県 ,  *永久凍土 ,  *地温 ,  地球温暖化 ,  火山
準シソーラス用語： 富士火山

分類 (2件)： 自然地理学  (DF01000Z) ,  雪氷学  (DC08000N)

引用文献 (45件)：

• 藤井理行(1980a): 北半球における山岳永久凍土の分布と環境条件.雪氷,42,41-52.[Fujii, Y. (1980a): Distribution of alpine permafrost in the northern hemisphere and its relationship to the environmental condition. Seppyo, 42, 41-52. ]
• 藤井理行(1980b): ネパールヒマラヤ,クンブ地域およびムクト地域における永久凍土.雪氷,42,81-92.[Fujii, Y. (1980b): Studies on the permafrost in Khumbu Himal and Mukut Himal, in the Nepal Himalayas. Seppyo, 42, 81-92. ]
• 藤井理行・樋口敬二(1972): 富士山の永久凍土.雪氷,34,9-22.[Fujii, Y. and Higuchi, K. (1980): On the permafrost at the summit of Mt. Fuji. Seppyo, 34, 9-22. ]
• Fujii, Y. and Higuchi, K. (1976): Ground temperature and its relation to permafrost occurrences in the Khumbu Rigion and Hidden Valley. Seppyo, 38, 125-128.
• 藤井理行・増沢武弘・橋本泰助・小野田幹生・上野 健(1999): 1976–1998年における富士山の永久凍土下限高度の変化.1999年度日本雪氷学会全国大会要旨,38.[Fujii, Y., Masuzawa, T., Hashimoto, T., Onoda, M. and Ueno, K. (1999): Change of the permafrost lower limit at Mt. Fuji in 1976-1998. Abstracts of the 1999 Annual Conference, Japanese Society of Snow and Ice, 38. ]

タイトルに関連する用語 (8件)： 富士山 ,  標高 ,  浅部 ,  地温 ,  観測 ,  永久凍土 ,  融解 ,  評価