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J-GLOBAL ID：201202230745887247   整理番号：12A0654917

SPMのフロンティア~多様な材料系の研究ニーズに対応するSPM物性計測の最先端~フェムト秒時間分解走査プローブ顕微鏡技術の開発

著者 (3件)： 吉田昭二 (筑波大 数理物質系) ,  武内修 (筑波大 数理物質系) ,  重川秀実 (筑波大 数理物質系)
資料名： 顕微鏡  (Microscopy)
巻： 47  号： 1  ページ： 8-13  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： Y0541A  ISSN： 1349-0958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新しく開発したフェムト秒時間分解能をもつ遅延時間変調型走査トンネル顕微鏡(SPPX-STM)について概要を述べた。SPPX-STMでは,光学的なポンププローブ法をSTMと組み合わせるが,本稿では,原理を概観した後,装置,手法,そして得られた結果の例を紹介した。例として半導体の光キャリアの再結合寿命などを計測し,本手法がピコ秒~マイクロ秒の時間分解能を示した。原理的には,時間分解能はパルス光幅により制限を受けることから,より短いパルス幅を持つレーザを使用すれば,分子振動やフォノンなどさらに早い時間領域の物理現象を計測することが可能であり,SPPX-STMが半導体の基礎物性の解析に有効であることを紹介した。

シソーラス用語： *走査型トンネル顕微鏡 ,  フェムト秒 ,  ポンププローブ法 ,  *走査型プローブ顕微鏡 ,  半導体 ,  搬送波 ,  時間分解能 ,  再結合 ,  パルスレーザ ,  超短パルスレーザ
準シソーラス用語： 光キャリア ,  変調型走査型トンネル顕微鏡

分類 (1件)： 電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B)

引用文献 (27件)：

• 三浦登. 極限実験技術. 2003, 147-234
• 重川秀実. 実戦ナノテクノロジー・走査プローブ顕微鏡と局所分光. 2005, 1-421
• 重川秀実. 走査プローブ顕微鏡-正しい実験とデータ解析のために必要なこと. 2009, 1-417
• LOTH, S. Science. 2010, 329, 1628-1630
• KEMIKTARAK, U. Nature. 2007, 450, 85-89

タイトルに関連する用語 (10件)： SPM ,  研究 ,  ニーズ ,  物性 ,  計測 ,  最先端 ,  フェムト秒 ,  分解 ,  走査プローブ顕微鏡 ,  開発