抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブラジャーフレームのずれは成人女性においても起こる現象であるが,左右差のある胸部形状では,さらに術側と健側との形状の差やブラジャーならびに補正パッドがかかわって,特有なずれが生じると考えられる。そこで左右どちらかの乳房を全摘または温存(部分摘出)手術した乳がん術後女性を対象として,上肢挙動に伴うブラジャーフレームのずれを明らかにし,その解決策を探ることを目的とした。着用条件は,異なるブラジャー2種で,それぞれパッド有とパッド無の2条件とし,上肢挙動を繰り返す間の動きCCDカメラで取り込み,運動画像解析システムで解析した。ブラジャーフレームのずれ量は上辺より下辺が多く,特に前面カップ下のずれ上がりが顕著であった。動作終了時のずれ量は,温存より全摘が多く,特に術側で多くなった。ブラジャーフレームのずれは,パッドを装着することで少なくなり,ずれ難くなることがわかった。