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J-GLOBAL ID：201202231606776968   整理番号：12A0638526

メタン発酵消化液の施用方法がアンモニア揮散および亜酸化窒素の発生に及ぼす影響

Influence of application method on emissions of ammonia and nitrous oxide following application of methane-fermentation-digested slurry

著者 (5件)： 中村真人 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  藤川智紀 (東京農大 地域環境科学) ,  柚山義人 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  山岡賢 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  折立文子 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 83  号： 2  ページ： 139-146  発行年： 2012年04月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の代表的な畑土壌である黒ぼく土の畑地において,消化液の施用方法がアンモニア揮散および亜酸化窒素の発生に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。試験1では,消化液施用後に潅水を行わない場合のガス発生特性,および試験2では,消化液施用後に継続的に潅水を行う場合のガス発生特性,について検討した。その結果,硫酸アンモニウムを施用した場合には,アンモニア揮散量がほぼ0であるのに対して,消化液を施用した場合には,土壌水分状態に関係なくアンモニア揮散が生じた。亜酸化窒素については,土壌が適度に湿り硝化が促進される条件では,亜酸化窒素の発生量が増加することが分かった。

シソーラス用語： 黒ぼく土 ,  温室効果ガス ,  屋内試験 ,  メタン発酵 ,  *液体肥料 ,  *発酵液 ,  施肥 ,  家畜糞尿処理 ,  蒸発 ,  酸化二窒素 ,  ガス放出 ,  分析 ,  アンモニア ,  窒素肥料 ,  家畜糞尿
準シソーラス用語： アンモニア揮散 ,  *メタン発酵消化液 ,  影響解析 ,  混和施用 ,  表面施用

分類 (2件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (21件)：

• AKIYAMA, H. N_2O and NO emissions from soils after the application of different chemical fertilizers. Chemosphere-Global Change Science. 2000, 2, 313-320
• 笛木伸彦. 黒ボク土からのアンモニア揮散に及ぼす土壌pH・温度・施用窒素形態の影響. 土肥誌. 2007, 78, 309-312
• 藤川智紀. 乳牛ふん由来のメタン発酵消化液の施用方法がコマツナの収量と亜酸化窒素発生量に与える影響. 土肥誌. 2010, 81, 240-247
• HAYASHI, K. Measurement of ammonia volatilization loss using a dynamic chamber technique: A case study of surface-incorporated manure and ammonium sulfate in an upland field of light-colored Andosol. Soil Science. 2009, 571-581
• 上岡啓之. 水稲コシヒカリに対するメタン発酵消化液の基肥利用. 土肥誌. 2011, 82, 31-40

タイトルに関連する用語 (3件)： メタン発酵消化液 ,  アンモニア揮散 ,  亜酸化窒素