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J-GLOBAL ID:201202232315232096   整理番号:12A1052305

12種類の紅茶の化学成分

Content of Chemical Constituents of 12 Kinds of Black Tea
著者 (3件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 326-330  発行年: 2012年07月15日 
JST資料番号: F0895A  ISSN: 1341-027X  CODEN: NSKKEF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(1)日本国内で市販されている世界各地で生産された紅茶12銘柄を購入し,その化学成分などを分析,測定した。12銘柄はスリランカ4,インド3,中国2,日本1である。(2)タンニン,カテキン類8項目,没食子酸,テアフラビン類4項目,L-グルタミン酸,L-テアニン,γ-アミノ酪酸,遊離糖類3項目の含有量は変動が極めて大きかった。グルタミン酸,テアニン,また総アミノ酸については並級煎茶に匹敵する量を含む銘柄もあった。またγ-アミノ酪酸を60mg%以上含む銘柄もあったが発酵過程で増加したものであるかは判別できなかった。(3)4種のテアフラビンを個別に定量した結果,テアフラビン-3,3′-di-O-ガレートが最も多く,ついでテアフラビン-3-O-ガレート,次ぎに遊離のテアフラビンでテアフラビン-3′-O-ガレートが最も少なかった。また,テアフラビン合計値と赤色彩度を示す表色値aの間に相関が認められた。(4)遊離の糖類のうち,蔗糖,ブドウ糖,果糖,麦芽糖を分析したが麦芽糖は含まれず,検出された3種のうち蔗糖,ブドウ糖が多く,糖類合計として平均1.6%であった。(5)紅茶に含まれる有機酸のうち,シュウ酸を分析した。12銘柄平均含有量は0.54%であったが,シュウ酸特有のエグ味として影響する量ではないように思われた。(6)pHは緑茶同様にほぼ一定範囲に収まり,ほぼ5.00~5.4の範囲であった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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アルカロイドし好飲料  ,  食品の分析 
物質索引 (13件):
物質索引
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引用文献 (14件):
  • 1) 池ヶ谷賢次郎,高柳博次,阿南豊正,茶の分析法,茶業研究報告,71,47-48 (1990).
  • 2) 高柳博次,阿南豊正,池ヶ谷賢次郎,高速液体クロマトグラフィーによアミノ酸類の定量,茶業研究報告,67,29-34 (1989).
  • 3) 坂本 彬,中川致之,杉山弘成,堀江秀樹,煎茶の1煎,2煎,3煎液の成分組成に基づく溶出特性,茶業研究報告,94,45-55 (2002).
  • 4) 阿南豊正,高柳博次,池ヶ谷賢次郎,高速液体クロマトグラフィによる紅茶のテアフラビン類の定量法,日本食品工業学会誌,73,487-489 (1988).
  • 5) 池ヶ谷賢次郎,高柳博次,阿南豊正,茶の分析法,茶業研究報告,71,60-61 (1990).
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タイトルに関連する用語 (2件):
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