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J-GLOBAL ID：201202233355440194   整理番号：12A0962432

時空間周波数分析を用いた頭部インパルス応答に含まれる残響の検知と抑圧

著者 (3件)： 森本泰子 (名古屋大 大学院情報科学研究科) ,  西野隆典 (三重大 大学院工学研究科) ,  武田一哉 (名古屋大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J95-A  号： 7  ページ： 555-562  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 立体音響に用いられる頭部インパルス応答の計測では,残響や背景雑音による影響を受けるため,これら影響要素の検知,除去が必要となる。本論文では,計測された頭部インパルス応答に含まれる影響要素を可視化するために,時空間周波数解析を導入する。時空間周波数解析の結果から,頭部インパルス応答の時空間周波数成分は特定の時空間周波数領域に集中し,残響や背景雑音の拡散性雑音に起因する成分は,頭部インパルス応答が現れる領域外にも現れることを確認した。更に,これらの結果から,頭部インパルス応答が現れる領域外の成分を抑圧する手法を提案し,実験の結果,提案する抑圧手法により高残響下で計測された頭部インパルス応答に含まれる残響を低減させることが可能であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *残響 ,  *伝達関数 ,  インパルス応答 ,  周波数解析 ,  *ステレオ音響 ,  *雑音低減 ,  *音響測定
準シソーラス用語： 時空間周波数解析 ,  *頭部伝達関数 ,  *残響除去

分類 (2件)： 音響測定  (BB03040R) ,  音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (24件)：

• J. Blauert, Spatial hearing, MIT Press, 1996.
• 飯田一博, 森本政之 (編), 空間音響学, コロナ社, 2010.
• B. Gardner and K. Martin,“HRTF measurements of a KEMAR,” J. Acoust. Soc. Am., vol.97, no.6, pp. 3907 3908, June 1995. http://sound.mcdia.mit. edu/resources/KEMAR.html
• V. R. Algazi, R. O. Duda, D. M. Thompson, and C. Avendano,“The CIPIC HRTF database,” Proc. WASPAA’01, pp. 99-102, Oct.2001. http://interface. cipic.ticdavis.edu/
• S. Takane, D. Arai, T. Miyajima, K. Watanabe, Y.Suzuki, and T. Sone,“A database of head-related transfer functions in whole directions on upper hemisphere,” Acoust. Sci.& Tech., vol.23, no.3, pp. 160-162, May 2002. littp://www.ais.riec.tohoku.ac.jp/lab/db-hrtf/

タイトルに関連する用語 (6件)： 時空間 ,  周波数分析 ,  頭部 ,  インパルス応答 ,  残響 ,  抑圧