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J-GLOBAL ID:201202233397806571   整理番号:12A1103163

緊縮財政下における米国の科学技術政策:2012年AAAS科学技術政策年次フォーラム報告

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号: 130  ページ: 31-43  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: J1554A  ISSN: 1349-3663  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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全米科学振興協会(AAAS)は,2012年4月26,27日の2日間にわたり,AAAS科学技術政策年次フォーラムをワシントンDCにおいて開催した。AAASは年次フォーラムを,毎年4月または5月の時期に開催している。科学技術政策関係者が集う全国的な会合として1976年に開催された第1回AAAS R&D Colloquiumに端を発し,今回で第37回を数える。2012年のフォーラムは,予算案を含むオバマ政権の政策に加え,高等教育財政と人材育成,米国の科学技術の国際的地位,経済成長と雇用等のテーマにより構成され,大学,連邦政府機関,非営利機関,民間企業,海外機関等から400人余りの参加があった。2013年度大統領予算案は,前年に成立した予算管理法(Budget Control Act)等により全般に厳しいものとなった。しかし,そのような中にあって科学技術関係予算は,僅かであるにしても伸びを示したことから,参加者からはオバマ政権の科学技術重視の姿勢や同政権が推進するイニシアチブに対する理解が示された。高等教育機関は,近年の連邦政府による財政支援の大きな変動に加え,州政府による支援の削減等により厳しい運営環境にあり,今後の見通しも必ずしも明るくない。しかし,そのような状況のもと,大学関係者からは,新たな産業界や政府との協力関係の構築など,将来を見据えた取り組みが報告された。さらに,特に研究大学における学部教育を中心とした人材育成の重要性についての理解も広がった。BRICs諸国の急速な経済発展などを背景に,科学技術面における米国の国際的地位についても参加者の関心が寄せられた。講演者からは,経済のみならず,人材,財政,行政,環境,エネルギー等多面的な観点から科学技術を理解するための知見が提供された。科学技術の発展がもたらす経済や雇用への影響も参加者の関心事であった。多くの者が経済発展に果たす科学技術の役割への期待を示す中,講演者によっては技術の発展が必ずしも全ての人々の雇用の質にまで恩恵をもたらすとは限らないという指摘を行う者もあり,参加者に科学技術と社会の関係を深く考え直させる結果ともなった。本フォーラムで取り上げられたテーマは様々であり,示された意見も人によって異なる。...(著者抄録)
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科学技術政策・制度・組織 
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