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J-GLOBAL ID：201202233738976390   整理番号：12A1303971

食品材料としての再生セルロース

著者 (1件)： 山根千弘 (神戸女大 家政)
資料名： Cellulose Communications  (Cellulose Communications)
巻： 19  号： 3  ページ： 122-126  発行年： 2012年09月01日 
JST資料番号： L3993A  ISSN： 1342-730X  CODEN： CCOMFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 微結晶セルロースなど,これまで食品添加剤として使用されるセルロースはあったが,食品材料としては,食感が悪く利用されてこなかった。再生セルロースは低重合度(DP40)で,低結晶度な上に,他の食材との混合も容易で,食品材料に適している。繊維用再生セルロースは食品に適さない溶媒を使用しているが,アルカリ,硫酸に溶解することが見出され,食品への利用が可能となった。セルロースは難消化性で,大腸癌の抑制,血糖値の低下,糖尿病の治療に有効で,新たな食品材料に成り得る。

シソーラス用語： *再生セルロース ,  ナノファイバ ,  重合度 ,  結晶度 ,  叩解 ,  微粉砕 ,  混合 ,  食品添加物
準シソーラス用語： ナノ複合体 ,  ミクロフィブリル【繊維】 ,  *食品材料 ,  難消化性

分類 (1件)： 多糖類  (CF10054P)

引用文献 (16件)：

• 1) A. Tabara, C. Yamane, M. Abe and M. Seguchi, Cellulose, 18, 45-55(2011)
• 2) A. Tabara, C. Yamane and M. Seguchi, Biosci. Biotechnol. Biochem., 76(5), 870-874(2012)
• 3) C. Yamane et al., Polymer Journal,28,1039 (1996)
• 4)J.Hisano, et al., USP 4,994,285;久野忍平, ジャパンフードサイエンス,1990-7,52- 57(1990);河邊正雄ジャパンフードサイエン ス38(10)35-68(1999)
• 5)西山,鷹巣,公開特許公報特開平6-192475 (1994)

タイトルに関連する用語 (2件)： 食品材料 ,  再生セルロース