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J-GLOBAL ID：201202234379371483   整理番号：12A0592658

最先端・次世代の化学工学 反応速度の壁を突破する炭素資源の低温迅速ガス化

著者 (1件)： 林潤一郎 (九大 先導物質化研)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 76  号： 4  ページ： 190-192  発行年： 2012年04月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 次世代ガス化に求められるのは,低温・迅速という相矛盾する性能の両立である。触媒の適用はガス化の低温化に有効であり,すでに多くの報告がある。遷移金属触媒を固体資源に担持すると,600°C程度の低温でチャー(初期反応である熱分解によって生成する炭化物)のガス化が進行するが,特例を除けば事前触媒担持に経済的合理性が見出されず,技術的には低温でメタン生成が支配的となる熱力学制限や触媒担持後の脱水や水処理によるシステム効率低下の問題が避けられない。これまで石炭およびバイオマスの熱化学変換に関する研究をおこなってきたが,そのなかで得た知見等を踏まえ,ガス化反応系を抜本的に見直し,本稿にて紹介するガス化プロセスの提案に至った。石炭ガス化の課題,高温ガス化から低温ガス化へ,第四世代ガス化,本研究の進捗などについて解説した。

シソーラス用語： 先端技術 ,  *化学工学 ,  *反応速度 ,  *炭素 ,  *資源 ,  低温 ,  ラピディティ ,  *ガス化 ,  石炭ガス化 ,  高温
準シソーラス用語： 最先端技術 ,  次世代 ,  迅速

分類 (3件)： 化学工学一般  (XA01000E) ,  反応工学,反応速度論  (XE01020M) ,  ガス化,ガス化プラント  (YE02040Q)

引用文献 (10件)：

• BAZARDORJ, B. Fuel. 2006, 85, 340-349
• MATSUHARA, T. Energy Fuels. 2010, 24, 76-83
• MAAEK, O. Energy Fuels. 2009, 23, 4496-4501
• HOSOKAI, S. Fuel. 2008, 87, 2914-2922
• KEOWN, D. M. Fuel. 2008, 87, 1127-1132

タイトルに関連する用語 (8件)： 最先端 ,  次世代 ,  化学工学 ,  反応速度 ,  炭素 ,  資源 ,  低温 ,  ガス化