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J-GLOBAL ID：201202234848471877   整理番号：12A1290888

~大容量化,安全性向上など~「リチウムイオン電池」の最新マテリアル事情 燃えないリチウム電池のためのマテリアル開発

著者 (2件)： 宇井幸一 (岩手大 大学院工学研究科) ,  門磨義浩 (岩手大 大学院工学研究科)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 12  号： 4  ページ： 47-52  発行年： 2012年07月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池の発熱・発火事故が報告され,電気自動車や電力貯蔵システムなど大型機器への用途拡大には,安全性の確保が重要な課題である。燃えない電解液として室温イオン液体の応用が検討されている。本稿では,これまでに取り組んできた研究と最近の研究例を紹介した。1)室温イオン液体の特徴とリチウム二次電池用電解液への適用における課題:液体温度領域,蒸気圧,難・不燃性,イオン伝導性,電気化学的安定性,融点,黒鉛負極との相性,2)リチウム二次電池用電解液としての研究例:AlCl₃-EMIC-LiCl,EMI-FSAなど,3)今後の課題:粘度,導電率,SEI皮膜など。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  二次電池 ,  容量 ,  *安全性 ,  電気自動車 ,  不燃性 ,  イオン液体 ,  電解液 ,  アンモニウム化合物 ,  第四アンモニウム ,  窒素複素環化合物 ,  界面 ,  アニオン
準シソーラス用語： SEI ,  イミダゾリウム誘導体 ,  固体電解質皮膜 ,  室温イオン液体 ,  大容量化 ,  蓄電池

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

物質索引 (1件)： TFSA

引用文献 (29件)：

• 1) M. Wakihara, Y. Kadoma, N. Kumagai, H. Mita, R. Araki, K. Ozawa, and Y. Ozawa, J. Solid State Electrochem., 16, 847 (2012)
• 2) H. Kitaura, A. Hayashi, K. Tadanaga and M. Tatsumisago, J Power Sources, 189, 145 (2009)
• 3) N. Kamaya, K. Homma, Y. Yamakawa, M. Hirayama, R. Kanno, M. Yonemura, T. Kamiyama, Y. Kato, S. Hama, K. Kawamoto, and A. Mitsui, Nature Mater., 10, 682 (2011)
• 4) M. Galiński, A. Lewandowski, and I. Stepniak, Electrochim. Acta, 51, 5567 (2006)
• 5)徳田浩之,木下信一,宇恵誠,表面科学,28,327(2007)

タイトルに関連する用語 (6件)： 大容量化 ,  安全性 ,  リチウムイオン電池 ,  マテ ,  リチウム電池 ,  開発