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J-GLOBAL ID:201202235493902169   整理番号:12A0259194

亜臨界状態での水溶性エタノールでの抽出により脱脂米糠から得られた抽出物の特性

Properties of Extract Obtained from Defatted Rice Bran by Extraction with Aqueous Ethanol under Subcritical Conditions
著者 (4件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 37-45  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: L2827A  ISSN: 1344-6606  CODEN: FSTRFS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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米糠は米の製粉および玄米の精米時に生じる穀類副産物である。日本では毎年88万トンで年間の生産量の約10%である。脱脂米糠は飼料および肥料として使用されている。脱脂米糠には抗酸化物質,紫外線吸収および抗腫瘍活性作用のあるフェノール化合物類を含有している。これらの活性を含有する生理活性物質の抽出にはメタノール,エタノールおよびアセトンなどの有機溶媒を使用するが,過剰な使用は公害の原因となる。ここでは,亜臨界状態での水溶性エタノールでの抽出により脱脂米糠から得られた抽出物の特性について検討した。実験では,抗酸化物質を回収するために亜臨界状態で脱脂米糠を水またはエタノール水溶液で抽出した。実験条件はエタノール濃度が10~100%,温度が120~237°C,および希望温度到達後の時間が5~60分であった。実験の結果,全炭水化物,蛋白質およびフェノール含量,収量,DPPHラジカルスカベンジャー活性,およびリノレン酸の酸化に対する抗酸化活性などの結果に基づいて,20%(V/V)エタノール溶液による237°C,5分間の抽出が同条件の亜臨界水よりも比較的効率よく抽出できることが分かった。
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分類 (3件):
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製粉  ,  食品の化学・栄養価  ,  植物の生化学 
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