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J-GLOBAL ID：201202235803943227   整理番号：12A0495300

走査トンネル顕微鏡法によって研究したAu(001)上のCo薄膜の成長と表面構造

Growth and Surface Structure of Thin Co Films on Au(001) Studied by Scanning Tunneling Microscopy

著者 (3件)： KAWAGOE Takeshi (Osaka Kyoiku Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAMACHI Toshio (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SUGA Shigemasa (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 51  号： 2,Issue 1  ページ： 025602.1-025602.7  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 我々は,Au(001)基板の上のCo膜の室温成長を,上に3.4モノレイヤ(ML)までの厚さ領域で研究し,また500Kにおけるアニーリングの効果も研究した。いろいろなCo被覆率(θ_Co)における表面形態及び構造を,走査トンネル顕微鏡法(STM)及び低エネルギー電子回折研究において調べた。上に3.4MLまでの厚さの成長したままのCo膜は,Co島を持つbcc構造を示す。500Kにおけるアニーリングは,Auの表面偏析及びAuとCoの間の相分離を含む,いくつかの拡散機構を活性化する。これらの機構は,膜の構造と表面形態をかなり変える。その結果,(100)方向に整列し埋められたCo島から成る規則的ナノ構造が形成され,Au(001)表面の特徴的再構成をアニールしたCo膜の上で観測した。観測したSTM高さプロファイルデータから,我々は,bcc Co(001)とfcc Au(001)の,モノレイヤ高さの間の大きい相違のための,詳細な表面及び界面構造を推測した。θ_Co=3.4MLを持つ試料において,我々は(2×1)再構成を持つ規則的ネットワーク構造を観測した。埋まったCo島が形成する機構を,熱力学的考察に基づいて論じる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *コバルト ,  *薄膜成長 ,  薄膜 ,  *表面構造 ,  基板 ,  金 ,  室温 ,  厚み ,  焼なまし ,  被覆率 ,  形態 ,  走査型トンネル顕微鏡 ,  低速電子回折 ,  BCC金属 ,  表面偏析 ,  相分離 ,  拡散 ,  ナノ構造 ,  再構成 ,  FCC金属

分類 (2件)： 金属薄膜  (BK14030T) ,  金属の表面構造  (BK15020P)

引用文献 (33件)：

• 1) S. Yuasa, A. Fukushima, H. Kubota, Y. Suzuki, and K. Ando: Appl. Phys. Lett. 89 (2006) 042505.
• 2) G. A. Prinz: Phys. Rev. Lett. 54 (1985) 1051.
• 3) P. C. Riedi, T. Dumelow, M. Rubinstein, G. A. Prinz, and S. B. Qadri: Phys. Rev. B 36 (1987) 4595.
• 4) Y. U. Ydzerda, W. T. Elam, B. T. Jonker, and G. A. Prinz: Phys. Rev. Lett. 62 (1989) 2480.
• 5) S. K. Kim, C. Petersen, F. Jona, and P. M. Marcus: Phys. Rev. B 54 (1996) 2184.

タイトルに関連する用語 (7件)： 走査トンネル顕微鏡 ,  研究 ,  Au ,  CO ,  薄膜 ,  成長 ,  表面構造