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J-GLOBAL ID:201202239558945680   整理番号:12A1756803

改良Wilsonクォーク作用を有するクエンチ近似及び2+1フレーバ格子QCDにおける静的クォーク自由エネルギーへの固定スケールアプローチの適用

Application of Fixed Scale Approach to Static Quark Free Energies in Quenched and 2+1 Flavor Lattice QCD with Improved Wilson Quark Action
著者 (8件):
資料名:
巻: 128  号:ページ: 955-970  発行年: 2012年11月25日 
JST資料番号: G0499A  ISSN: 0033-068X  CODEN: PTPKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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空間体積やくりこみ因子を変えることなく温度が変化する固定スケールアプローチを採用し,格子QCDのPolyakov線相関関数を用いてクォークグルオンプラズマにおける静的クォークの自由エネルギーとDebye遮蔽質量を調べた。クエンチ近似と2+1フレーバの両方のQCDで格子シミュレーションを行い,(擬)臨界温度の約3.5倍までの高温相における種々のカラーチャネルで静的クォーク自由エネルギーを計算した。クエンチ近似シミュレーションに対して,as/at~4のくりこまれた異方性でNt=8~26の非等方203×Nt格子上のプラケットゲージ作用を採用した。2+1フレーバQCDに対して,軽い(ストレンジ)フレーバの場合のmPS/mV=0.63(0.74)でNf=4~12の等方323×Nt格子上の非摂動的O(a)改良Wilsonクォーク作用を採用した。高温のカラー1重項自由エネルギーは,短距離のWilsonループから評価した零温度静的クォークポテンシャルに収束することを示した。この結果は短距離物理が温度に敏感ではないという理論予想と一致する。長距離での自由エネルギーは,静的クォーク間の相互作用が完全に遮蔽されることを意味する単一クォーク自由エネルギーの2倍に近づく。種々のカラーチャネルに対する静的クォーク自由エネルギーは遮蔽されたCoulom型により良く記述され,クォーク間相互作用のカラーチャネル依存性は最低次摂動論に基づく運動論的Casimir因子で記述できることが分かった。また,熱的摂動論の予想との比較と遮蔽質量のフレーバ依存性も議論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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強い相互作用の模型  ,  仮説粒子とその他の素粒子 
引用文献 (41件):
  • J. of Phys. G. 2011, 38, 120301
  • BAZAVOV, A. J. Phys. Cord. Ser. 2010, 230, 012014
  • KACZMAREK, O. Phys. Rev. D. 2011, 83, 014504
  • BORSANYI, S. J. High Energy Phys. 2010, 09, 073
  • BORSANYI, S. J. High Energy Phys. 2010, 11, 077
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