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J-GLOBAL ID：201202240459502813   整理番号：12A0138141

木質バイオマス代謝中間体PDCを含むエポキシ接着剤の接着強度評価

Adhesive Properties of Epoxy Resin Composed of Woody Biomass Metabolic Intermediate, PDC

著者 (9件)： 長谷川雄紀 (東京農工大 大学院工学府) ,  敷中一洋 (東京農工大 大学院工学府) ,  梶田真也 (東京農工大 大学院生物システム応用科学府) ,  政井英司 (長岡技科大 生物系) ,  片山義博 (日本大 生物資源科学) ,  大塚祐一郎 (森林総合研) ,  中村雅哉 (森林総合研) ,  大原誠資 (森林総合研) ,  重原淳孝 (東京農工大 大学院工学府)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 48  号： 1  ページ： 17-21  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木質バイオマス中に15~30%含まれ,(ヘミ)セルロースに次ぐ成分であるリグニンは,中間体である2-pyrone-4,6-dicarboxylic acid(PDC)を経て代謝される。本報ではPDCを利用したエポキシ接着剤の引張接着強度を評価した。硬化温度,硬化剤種,被着材の条件検討を行い,中心骨格がベンゼン環である比較物質との違いを明らかにした。PDC系エポキシ接着剤では,硬化剤に無水コハク酸,4-メチルヘキサヒドロフタル酸無水物を用いた場合,比較物質より低温で接着強度が向上し,高温で低下した。また,無水ピロメリット酸を用いた場合は硬化温度とともに強度が向上し,無水マレイン酸を用いた場合は逆に強度が低下した。プラスチック被着材の場合,PDC系エポキシ接着剤はポリカーボネートやポリアミドなどの極性の高いポリマーとより強く接着した。これらの特徴はPDCが持つピロン環に由来すると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *代謝産物 ,  バイオマス ,  木質材料 ,  *接着剤 ,  接着強さ ,  温度 ,  温度依存性 ,  鉄 ,  ナイロン66 ,  ポリカーボネート ,  ポリオキシメチレン ,  芳香族カルボン酸 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸無水物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  木質バイオマス ,  *エポキシ接着剤 ,  硬化温度 ,  *代謝中間体 ,  硬化剤【固体化】
準シソーラス用語： 硬化剤

分類 (1件)： 接着剤の性質・試験  (YK02000Q)

物質索引 (5件)： 2-ピロン-4,6-ジカルボン酸 ,  4-メチルヘキサヒドロフタル酸無水物 ,  ピロメリット酸無水物 ,  無水こはく酸 ,  無水マレイン酸

引用文献 (8件)：

• 1) R. Takahashi, Japan Patent H6-333925 (2002).
• 2) R. Takahashi, Japan Patent H6-333925 (2003).
• 3) R. Takahashi, Japan Patent H6-333925 (2004).
• 4) R. Takahashi, Japan Patent H6-333925 (2005).
• 5) R. Takahashi, Japan Patent H6-333925 (2006).

タイトルに関連する用語 (6件)： 木質バイオマス ,  代謝中間体 ,  PDC ,  エポキシ接着剤 ,  接着強度 ,  評価