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J-GLOBAL ID：201202245616935933   整理番号：12A1111260

プラズマと人間環境保全 高電圧・プラズマ技術の農業・食品分野への応用

著者 (1件)： 高木浩一 (岩手大)
資料名： 伝熱  (Journal of the Heat Transfer Society of Japan)
巻： 51  号： 216  ページ： 64-69  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： Y0128A  ISSN： 1344-8692  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,高電圧の農業・食品応用として,電気刺激によるキノコの収量改善や種子の発芽制御,電界やプラズマを用いた植物の生育促進,果実などからの有用成分抽出,食品の鮮度保持などについて紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:高電圧や放電プラズマの農業分野,食品分野での時系列的利用例など,2)電気刺激でのキノコ収量の改善:電圧印加前後の菌糸の電子顕微鏡写真,電気刺激の有無によるシイタケ生育の比較,印加電圧条件によるシイタケ収量変化,印加電圧条件による総収量の時間変化,各ホダ木の収量の刺激回数による比較,3)高電圧による発芽制御:電気刺激の有無によるカイワレ大根の発芽の比較,パルス放電処理時間を変化させたときの栽培時間と発芽率の関係,4)プラズマを用いた成長促進・減肥効果:液中放電の有無によるコマツナの生育の比較,液中放電の有無および硝酸添加によるコマツナの乾燥重量の比較,5)高電圧による鮮度保持や成分抽出:交流電場の有無によるいちごの保存状態の差異,パルス幅とブドウ表皮からのポリフェノール抽出量の増加率との関係,印加電圧のパルス幅とブドウ表皮細胞の状態変化の様子など。

シソーラス用語： *成長促進 ,  *農作物 ,  農産食品 ,  *プラズマ処理 ,  *高電圧 ,  *食品加工 ,  シイタケ ,  作物収量 ,  貯蔵安定性 ,  ダイコン属 ,  コマツナ ,  イチゴ ,  電気刺激 ,  施肥 ,  カイワレダイコン ,  減肥 ,  鮮度保持 ,  発芽促進 ,  *農産物 ,  微生物 ,  果物
準シソーラス用語： *農業生産物

分類 (2件)： 食品製造・加工・保蔵法一般  (FJ03010M) ,  植物の栽培一般  (FC01000S)

引用文献 (38件)：

• 重光司. 電界・空気イオン・放電の植物影響. プラズマ・核融合学会誌. 1999, 75, 6, 659
• ZIMMERMANN, U. Electric Field-Mediated Fusion and Related Electrical Phenomena. Biochemica et Biophysica Acta. 1982, 64, 227
• 静電気学会編. 静電気学会ハンドブック. 1998
• WANG, G. The effect of high-voltage electrostatic field (HVEF) on aged rice (Oryza sativa L.) seeds vigor and lipid peroxidation of seedlings. J. Electrostatics. 2009, 67, 759
• EING, C. Effects of nanosecond pulsed electric field exposure on arabidopsis thaliana. IEEE Trans. Dielectr. Electr. Insul. 2009, 16, 5, 1322

タイトルに関連する用語 (7件)： プラズマ ,  人間 ,  環境保全 ,  高電圧 ,  農業 ,  食品 ,  応用