抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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熱フィラメントCVD法で堆積したダイヤモンド薄膜の構造評価に光音響法の適用を試みた。ダイヤモンド表面状態に光学特性の違いがあれば,ダイヤモンドの結晶分布が得られる可能性がある。その実験として,ダイヤモンド薄膜の製法,ダイヤモンド薄膜の結晶性を調べる光音響法及び放電開始電圧の測定実験について述べた。実験結果を,1)CH
4濃度を変化させたCVDダイヤモンド薄膜の表面形状とラマンスペクトル,2)CVDダイヤモンド薄膜の光音響画像,3)CVDダイヤモンド薄膜での放電開始電圧とpdとの関係を図示して考察した。得られた結果は,光音響画像により,熱フィラメントCVD法で堆積したダイヤモンド薄膜電極の結晶化度分布と,ダイヤモンド領域とアモルファスカーボン領域の晶化度分布を判断できる可能性を示した。また,ダイヤモンド領域とアモルファスカーボン領域の混在した薄膜試料の二次電子放出係数は,アモルファスカーボン薄膜試料より大きかった。