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J-GLOBAL ID：201202246348744026   整理番号：12A1564598

100kW級高品位レーザー光源の概念設計

著者 (10件)： 古瀬裕章 (レーザー技術総合研) ,  河仲準二 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  宮永憲明 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  櫻井俊光 (レーザー技術総合研) ,  コスロービアン ハイク (レーザー技術総合研) ,  藤田雅之 (レーザー技術総合研) ,  竹下賢司 (三菱重工業) ,  濱本浩一 (三菱重工業) ,  山田隆弘 (三菱重工業) ,  井澤靖和 (レーザー技術総合研)
資料名： ILT年報  (Annual Progress Report. Institute for Laser Technology)
巻： 2012  ページ： 27,29-32  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： J0650A  ISSN： 1340-6167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レーザ媒質中の発熱対策としてアクティブミラー型と全反射を組み合わせたTRAM(全反射アクティブミラー)方式を採用した100kW増幅器の開発を行うために,TRAMのレーザ増幅利得とレーザ増幅特性に及ぼす寄生発振の影響を実験的に調べた。またその結果に基づき100kWレーザシステムの概念設計を行った。ASE方向の蛍光を直接観測し発振閾値と増幅利得の関係を調べた結果,ASE方向の利得~6付近が寄生発振閾値であることが分かった。次いで,これまでに得られた利得,寄生発振閾値,波面歪,Yb:YAG温度等の条件を用いてレーザシステムの概念設計を行った。十分な入力パワーがあれば1試料あたり最大50kW級出力が可能なポテンシャルを有していると考えられ,複数ビームのコヒーレントビーム結合により100kW級が達成できる。

シソーラス用語： *レーザ増幅器 ,  利得 ,  ASE【放射】 ,  閾値 ,  *YAGレーザ ,  発熱 ,  媒質 ,  *高出力レーザ ,  概念設計
準シソーラス用語： *Yb:YAGレーザ ,  レーザ媒質 ,  *寄生発振 ,  *全反射アクティブミラー増幅方式 ,  増幅特性

分類 (1件)： 固体レーザ  (BD04080W)

引用文献 (7件)：

• 1) R.L. Aggarwal. D.J. Ripin. J.R. Ochoa and T.Y. Fan. J. Appl. Phys. 98. 103514 (2005).
• 2) D.C. Brown. IEEE J. Sel. Topics Quantum Electron. 11. 587 (2005).
• 3) T.Y. Fan, D.J. Ripin, R.L. Aggarwal, J.R. Ochoa, B. Charm, M Tilleman, and S. Spitzberg, IEEE J. Set. Top. Quantum Electron. 13, 448 (2007).
• 4) H. Furuse, J. Kawanaka, K. Takeshita, N. Miyanaga, T. Saiki, K. Imasaki, M. Fujita, and S. Ishii, Opt. Lett. 34, 3439 (2009).
• 5) 古瀬裕,章河仲準二,佐伯拓,藤田雅之,今崎一夫,石井伸也,竹下賢司,宮永憲明,ILT年報(財)レーザー技術総合研究所,(2010).

タイトルに関連する用語 (3件)： 高品位 ,  レーザー光源 ,  概念設計