全天X線監視装置MAXIによるターザン5の中のEXO 1745-248からのアウトバーストを伴う巨大なバースト

SERINO Motoko; MIHARA Tatehiro; MATSUOKA Masaru; NAKAHIRA Satoshi; SUGIZAKI Mutsumi; UEDA Yoshihiro; KAWAI Nobuyuki; UENO Shiro

文献

J-GLOBAL ID：201202249735805539 整理番号：12A1578241

全天X線監視装置MAXIによるターザン5の中のEXO 1745-248からのアウトバーストを伴う巨大なバースト

Superburst with Outburst from EXO1745-248 in Terzan 5 with MAXI

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資料名：
巻： 64 号： 5 ページ： 91.1-91.5 発行年： 2012年10月25日
JST資料番号： G0279A ISSN： 0004-6264 CODEN： PASJA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

全天X線監視装置MAXI搭載ガススリットカメラ(MAXI/GSC)は2011年10月24日に球状星団ターザン5の中のEXO 1745-248からの巨大なバーストを観測した。GSC光度曲線は0.3日の1/e減衰時間をもつ指数関数減衰を示した。スペクトルはMJD55858.56と55859.20で温度がそれぞれ2.2keVと1.2keVの黒体放射と矛盾しない。8.7kpcの距離を仮定したフルエンスは2~20keVで1.4×10⁴²ergである。フラックスピークでのスペクトル適合から推定した黒体の球半径とそのルミノシティはそれぞれ6.2kmと1.1×10³⁸ergs^-1である。これらの1/e減衰時間,温度,軟化,フルエンス,及び半径は低質量X線連星からの巨大なバーストの特徴を示している。巨大なバーストはその開始後28時間でアウトバーストを伴った。アウトバーストは5日間持続し,フルエンスは4.3×10⁴²ergであった。巨大なバーストにより起こった降着円盤の不安定性はアウトバーストの説明になると考えられるが,もう一つの可能性として,巨大なバーストにより伴星表面から蒸発した物質の質量降着が考えられる。(翻訳著者抄録)

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宇宙線起源 , 恒星

引用文献 (23件)：

Altamirano, D., Degenaar, N., Heinke, C. O., Homan, J., Pooley, D., Sivakoff, G. R.,& Wijnands, R.2011a, Astron. Telegram, 3714
Altamirano, D., Degenaar, N., Heinke, C. O., Homan, J., Pooley, D., Sivakoff, G. R.,& Wijnands, R.2011b, Astron. Telegram, 3720
Bordas. P., et al.2010, Astron. Telegram, 2919
Chakraborty, M., Bhattacharyya, S.,& Mukherjee, A.2011, MNRAS, 418, 490
Cohn, H. N., Lugger, P. M., Grindlay, J. E.,& Edmonds, P. D.2002, ApJ, 571, 818

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