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J-GLOBAL ID:201202250519489639   整理番号:12A0228344

表面分子構造:Langmuir-Blodgett法及びLBL法により組み立てた高結晶性金属-有機骨格ナノ膜

Surface molecular architecture: Highly crystalline metal-organic framework nanofilms assembled by Langmuir-Blodgett and layer-by-layer methods
著者 (4件):
資料名:
巻: 2010  ページ: 94-95  発行年: 2011年08月 
JST資料番号: L8353A  ISSN: 1349-0087  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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金属ポルフィリン単位からなる,固体表面上に完全優先方位したMOFナノ膜(NAFS-1)のボトムアップ製作を発表する。NAFS-1の組立ては,ラングミュア-ブロジェット(LB)法と組合せたLBL成長技術のモジュール集積法で達成した。NAFS-1は,基材に対する面外・面内両方位で高度の結晶性秩序を持つ。本製造方法は,LB法による液体表面上に組立てブロックの秩序化した2D配列を最初に用意する。空気-水界面で秩序化した単分子層を作ると適当な基材上に堆積させることができ,順次LbL成長プロトコルを辿り積み重ねられる。2D配列形成成分として,銅(II)イオン源と一緒にCoTCPP金属ポルフィリン(5,10,15,20-テトラキス(4-カルボキシフェニル)ポリフィリナートコバルト(II),及びピリジン(CoTCPP-py-Cu)を選んだ。製造プロトコルは,CoTCPPとpy溶液をCuCl2・2H2O水溶液上に塗って始め,液体表面に形成したCoTCPP-py-Cuの2D配列を固体基材へ移し,次にCoTCPP-py-Cuシート基材を流動蒸留水で洗い,蒸留水中に3分間浸し,最後に窒素を吹きつけ乾燥した。追加層積み重ねのため,サブ相上のCoTCPP-py-Cu単分子層を繰り返し基材に移した。堆積層数はシート堆積,洗い/溶媒浸漬/乾燥のサイクルの数で制御される。製造したNAFS-1膜の諸特性をシンクロトロンX線回折で得,三つの回折ピークが観察され,高い配向性を示す。ここで重要な点は,かすめ入射形状において観察されるブラッグ反射のいずれも面外XRDパターン測定ピークと一致せず,また(hk0)インデックス付けした面内XRDピークの全ての存在である。NAFS-1構造モデルは積み重なりシートに対する二核Cu2(COO)4外輪にリンクしたCoTCPPユニット2D”チェッカー盤”モチーフより成る。このNAFS-1構造モデルにおいて,二つの単歯状ピリジン分子は銅二核ブロックとCoTCPPの双方に配位結合し,面内XRDパターンのシミュレーションは本構造モデルに対し実験と良く一致する。
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分類 (3件):
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遷移金属錯体一般  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  その他の無機化合物の結晶成長 
タイトルに関連する用語 (5件):
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