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J-GLOBAL ID：201202250618464826   整理番号：12A1158640

電子線照射した太陽電池カバーガラスの表面電位特性に関する研究

The study on the surface-potential characteristic of the solar-cell cover glass irradiated by electron beam

著者 (5件)： 東山直紀 (東京都市大) ,  渡邉力夫 (東京都市大) ,  三宅弘晃 (東京都市大) ,  高橋眞人 (JAXA) ,  奥村哲平 (JAXA)
資料名： 宇宙航空研究開発機構特別資料 JAXA-SP-  (JAXA Special Publication)
号： 11-012  ページ： 137-141  発行年： 2012年02月20日 
JST資料番号： S0762C  ISSN： 1349-113X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子材料膜Kapton200H,表面コーティングされた太陽電池カバーガラス2種および合成石英ガラス”AQ”に対し電子線を照射し,表面電位を測定した。表面電位の時間履歴は,3試料共,電子線照射数時間内で正側電位に遷移した。電子線照射でコーティング剤に含まれる金属元素(Mg)が電離を起こし,2次電子放出により残された正孔が観測され正帯電となった。放射線誘起伝導による導電率上昇によって表面コーティングが施された太陽電池カバーガラスの正帯電が促進された。カバーガラスBRR/s213は電子線照射の約17時間後に正電位が最大となりその後徐々に電位が0Vになるように緩和した。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  板ガラス ,  表面電位 ,  *電子照射 ,  PMDA-ODA ,  石英ガラス ,  二次電子放出 ,  イオン化
準シソーラス用語： Kapton ,  *カバーガラス ,  電子線照射

分類 (2件)： 飛しょう体の設計・構造  (QK04010H) ,  太陽電池  (NC03084O)

引用文献 (14件)：

• 1) H. C. Koons. et al., "The Impact of the Space Environment on Space Systems", Proceedings of the 6th Spacecraft Charging Technology Conference, 2000, Air Force Research Laboratory, pp.7-11
• 2) M. Cho and H. Fujii, "Review on Charging and Discharging Phenomena in Space Environment: Arcing on High Voltage Solar Array and Future Issues", Aeronautical and Space Sciences Japan, 2003, Vol.51, pp.140-145
• 3) 豊田裕之ら,"EL イメージングによる太陽電池セルの劣化評価",Proceedings of the 3rd Spacecraft Environment Symposium, 2007, pp.99-104
• 4) 豊田裕之ら,"プラズマ環境における太陽電池セルの放電による劣化",第50回宇宙科学技術連合講演会,2006,PP.1979-1984
• 5) Kawakita, S. et al., "Influence of high energy electrons and protons on secondary electron emission of cover glasses for space solar cells", Discharges and Electrical Insulation in Vacuum, 2002, 2002. 20th International Symposium on, pp. 84-87

タイトルに関連する用語 (5件)： 電子線照射 ,  太陽電池 ,  カバーガラス ,  表面電位 ,  研究