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J-GLOBAL ID：201202252034043422   整理番号：12A0066968

非対称性N,N′-ジアルキルテリレンビス(ジカルボキシイミド)誘導体とそれらの関連誘導体の合成と性質

SYNTHESIS AND PROPERTIES OF UNSYMMETRICAL N,N’-DIALKYLTERRYLENEBIS(DICARBOXIMIDE) DERIVATIVES AND THEIR RELATED DERIVATIVES

著者 (5件)： NAGAO Yukinori (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  IWANO Tomohiro (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  HIRANO Maki (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  ARIMITSU Koji (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  KOZAWA Kozo (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN)
資料名： Heterocycles  (Heterocycles)
巻： 84  号： 2  ページ： 815-828  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： S0966A  ISSN： 0385-5414  CODEN： HTCYAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： テリレン誘導体はペリレン染料よりもより長い波長領域で光吸収を有して,非対称性テリレン誘導体は改善された配向や溶解度を有すると予想される。非対称性テリレンビス(ジカルボキシイミド)誘導体とその他の関連ジカルボキシミド誘導体を調製して,溶液と固体フィルム中の吸収と発光およびSchottkyデバイスの色素増感太陽電池デバイスでの半導体-特性を研究した。溶液では,非対称性と対称性テリレン誘導体は同じ吸収や発光スペクトルを示して,ペリレンジカボキシイミド誘導体に比べてより長波長領域に吸収や発光ピークを示した。固体では,テリレン誘導体は溶液に比べてより短い波長領域に広い吸収ピークを示した。テリレン誘導体はSchottkyデバイスのためのn型半導体として挙動して,それらの変換効率は典型的な半導体フタロシアニン(H2Pc)のそれらに匹敵する値であった。ナフタル酸無水物を有するペリレンジカボキシイミド誘導体は色素増感太陽電池の増感色素染料として作用する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *芳香族縮合炭化水素 ,  *酸イミド ,  *非対称性 ,  可視吸収スペクトル ,  発光スペクトル ,  太陽電池 ,  Schottky障壁ダイオード ,  有機半導体 ,  エネルギー変換効率 ,  化学合成
準シソーラス用語： *テリレン類 ,  色素増感太陽電池

分類 (4件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  光学スペクトル及び光散乱一般  (BM08050S) ,  光伝導,光起電力  (BM03050J) ,  太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (4件)： 3,4:11,12-ビス(メチルイミノジカルボニル)トリベンゾ[de,kl,rst]ペンタフェン ,  3,4:11,12-ビス(ブチルイミノジカルボニル)トリベンゾ[de,kl,rst]ペンタフェン ,  3,4:11,12-ビス(ペンチルイミノジカルボニル)トリベンゾ[de,kl,rst]ペンタフェン ,  3,4:11,12-ビス(ドデシルイミノジカルボニル)トリベンゾ[de,kl,rst]ペンタフェン

引用文献 (10件)：

• 1. C. W. Tang,AppL Phys. Lett., 1986, 48, 183.
• 2. J. Xue, S. Uchida, B. P. Rand, and S. R. Forrest,Appl. Phys. Lett., 2004, 85, 5757.
• 3. J. Xue, S. Uchida, B. P. Rand, and S. R. Forrest, Adv. Mater., 2005, 17, 66.
• 4. Y. Nagao, T. Okawa, and K. Kozawa, Shikizai Kyokaishi, 2003, 76, 178.
• 5. Y. Nagao, H. Iwawaki, and K. Kozawa, Heterocycles, 2002, 56, 331.

タイトルに関連する用語 (3件)： 非対称性 ,  誘導体 ,  性質